最近なにかと話題の漫画原作の実写化について。その影に、ある人物の名が度々登場するのに皆さんお気づきでしょうか?女優のGさんじゃないですよ。Gさんじゃ。
その人は、俳優・小栗旬――
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彼は、自他共に認める大の漫画好き。フィギュア収集も趣味の一端にあるそうです。
ここ数年実写化される漫画を原作にした映画・ドラマでは彼の名前が度々登場します。代表的なものだと、2010年放送のドラマ『獣医ドリトル』、2011年映画『岳-ガク-』、2012年映画『宇宙兄弟』などなど。主演俳優に脇役、そして監督から脚本協力まで、とにかく表裏問わず。
聞いた話によると、自分が気に入った漫画作品を見つけたら、その実写化に向け自ら動き出すそうです。
実際にあった話では2011年に実写ドラマ化、2012年には実写映画化された『荒川アンダーザ ブリッジ』(中村光原作/ヤングガンガン連載中)。この実写化の際には、ある日突然ヤングガンガン編集部に電凸し小栗旬と名乗った上で「実写化したい。するなら村長をやりたい。」と提案したそうです。
一応、編集部では“悪いイタズラ電話”とも思ったようですが、以前小栗さんと面識のあった同編集部の編集者により“本物”と確認が取れたため「小栗旬から電話キター!!」と当時編集部では大騒ぎになったそう。
一部報道では、実写化決定の後に小栗旬がカッパの村長役に名乗り出たとなっていますが、当時実写化は話こそ出ていたものの企画自体頓挫中。これを機に一気に話が進んでいったと当時の映画関係者が語ってくれました。それにしてもフットワーク軽すぎですよね。
そして実写化の際には、自分が主演をするかと思いきや、その作品ごとに適切な俳優を紹介、もしくは推薦。それぞれに合った形で実写化にこぎつけるそうです。
例えば、2013年に公開された『HK 変態仮面』(原作:『究極!!変態仮面』)の時には主演に鈴木亮平さんを指名するなど。ま、これに関しては小栗さんご本人は主演する気満々だったようですが、既に契約済みのCMスポンサーからことごとくNGが出て泣く泣くその座を譲ったという経緯があるようです。
とかくここ数年、漫画作品における実写化では影で小栗さんの暗躍が漏れ聞こえてくることがあります。
ある意味、小栗さんは「漫画実写化における影の敏腕プロデューサー」なのかもしれません。小栗Pは次どんな作品を狙ってるんでしょうかね?一部にはその構想が既にある……なんて噂も……。噂ですよ、あくまで噂。
ただ、これまで彼が関わった漫画実写化作品いずれも、原作ファンの期待を裏切らないものになっています。そのため、他実写化作品でよく囁かれる「原作レイプ」という言葉は、彼の関係した作品ではこれまで聞いたことがありません。
それを考えると、先日発表された2014年夏公開の映画『ルパン三世』。8キロもの減量をして主役のルパンに挑むそうですが、その気合の入れ方を聞いても、この作品期待して待ってもいいのかもしれませんね。