2月23日、名古屋市中村区名駅の繁華街で、30歳男性の運転した車が暴走、13人が重軽傷を負う事件があった。
報道によると、犯人は「殺すつもりで突っ込んだ。誰でもよかった。」と供述しており、レンタカー会社から車を借りわずか15分後に起こした事件だという。
そんな悲惨な事件で、多くの命を救った一本の木が存在する。新聞やテレビで見かけた人もいると思うが、犯人の車が衝突し、その動きをとめるきっかけを作った街路樹のことである。
その木の現在の様子を写した1枚の写真が、今ネットで話題になっている。
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写真は2月25日に撮影されたもので、暴走車をうけとめボロボロになった部分には、2枚の絆創膏が貼られこんなメッセージが書かれている。
――被害者も犯人さえも 救ってくれてありがとう
今回の事件は、13人もの重軽傷者が出ているが、もしこの木がなければ、更に被害者は増えていたことだろう。
多くの人の命を救った一本の木。そしてその胴に貼られた感謝のメッセージは今多くの人の心に拡散している。
画像・情報協力:
nooooriさん(@xxx103_yahas)