最近では、中高生の卒業定番ソングといわれる、『桜ノ雨』の実写映画化が決定した。公開は2015年を予定。
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『桜ノ雨』は、作者のhalyosy氏が2008年、音声合成ソフト『VOCALOID』を使用し、初音ミクの歌声を吹き込み制作したもの。
作品を発表したニコニコ動画では、ボカロオリジナル曲の中で、再生数ミリオンを達成している曲の一つとなっている。
さらに、同曲の関連動画再生数は2500万超を記録し、ファン有志による合唱企画が起こるなどして、2009年、2010年春と合わせ200を越える中高校の卒業式で合唱されたという。
その後も高校生が選ぶ2013年卒業ソングランキングで3位(リクルート調べ)などに選ばれている。
今回発表された実写映画は、2012年発売の小説版『桜ノ雨』がベースになるという。小説版も20万部を超えるヒット作品だ。
小説は楽曲の制作者halyosy氏自身が原作・原案として参加し、以前から構想していたVOCALOIDキャラの学園生活を軸に、女子高生の未来(ミク)や、鈴(リン)蓮(レン)などが登場し合唱部を舞台に、学園の四季を綴る青春群像劇になっている。
なお、3月7日にはシリーズ最新刊『Fire◎Flower 君を好きでいられて良かった』(PHP研究所刊)が発売を控えている。
■『桜ノ雨』楽曲制作・原作・原案 halyosyオフィシャルコメント
今年も全国の学校で桜ノ雨は歌われるそうです。この曲を発表して7年が経ちました。
最初の年に中学校で歌った方は今頃、大学生や社会人をされてるのでしょうか。
みんなで作り上げてきた桜ノ雨には、沢山の歴史があります。もう何が起きても驚かない!と思っていましたが、まさかの実写映画化。
未だに信じられませんが、頂いた脚本を見る限りどうやら本当のようです。
「もしミクさんが高校生だったら…」という妄想から生まれた桜ノ雨がどんな映像となるか、一緒に楽しんで頂けたら幸いです。
(c)2015 halyosy・藤田遼・雨宮ひとみ/PHP研究所/『桜ノ雨』製作委員会