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ナスカの地上絵とホンダのNSXが約1200年の時を超えコラボ ひと筆書きで実物10倍の「ハチドリ」再現に挑戦

 世界最大のオーパーツ『ナスカの地上絵』に、本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)が現代技術で再現に挑んだ動画『Honda NSX – DRIVING DRAWING』が公開されました。

 ナスカの地上絵はペルーの乾燥した高原の地表に描かれた地上絵。紀元前200年から紀元後800年の間に描かれたものだとされており、あまりに大きな絵であることから、地上で全体を見ることは困難で、1939年に発見されるまでその存在は時の流れとともに忘れ去られていました。現在では世界遺産に登録されていることもあり、多くの人に知られていますが、でも描画方法や描いた理由については仮説は諸説あるものの断定には至っていません。

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    ヘッドマウントディスプレイを装着

    ■ひと筆書きの走行で巨大な「ハチドリ」を再現

     その謎多きナスカの地上絵の中でもひときわ有名な「ハチドリ」に、ホンダは今回「ひと筆書きの走行」で再現に挑んだそうです。もちろん、完全再現ではなく最新技術と古代文明との約1200年の時を超えた「コラボ」ということで、実物の約10倍。縦965.45m、横622.71mと、約1kmのスケールで行われています。

    ■古代文明と近代技術の時を超えたコラボ

     撮影で使用したのは、2016年8月、26年ぶりにフルモデルチェンジしたスーパースポーツ『NSX(エヌエスエックス)』。ロサンゼルス郊外にある巨大なドライレイクで撮影は行われました。

     そこに現れたドライバー。レーシングスーツに身を包み近未来を思わせるヘッドマウントディスプレイを装着しています。今回の再現で車と同じく重要なアイテムは「ヘッドマウントディスプレイ」。ヘッドマウントディスプレイへ送信されるGPSデータをドライバーが認識することで、忠実にその線をたどることができるようにしたそうです。

    GPSデータをドライバーが認識することで、忠実にその線をたどることができる
    コーナリング性能と高度な操縦性を実現する最新技術

     NSXは豪快に砂煙を上げながら発進。システム最高出力581馬力(※Honda測定値)というハイパワーを発生しながらも、スリップしやすい路面を確実に捉えフィールドを駆け巡ります。オン・ザ・レール感覚と表現するに相応しい卓越したコーナリング性能と高度な操縦性を実現する最新技術「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling All-Wheel Drive)」を駆使して浮かび上がらせた走行は、スタート地点に戻ったとき、指示を送っていた基地テントのモニター上にあまりにも美しい軌跡を浮かび上がらせていたのです。

    ひと筆書きの走行で巨大な「ハチドリ」を再現

     なお、撮影には臨場感あふれる映像を撮影するために、ドローンやクレーンカメラカーなど映画撮影さながらの機材が投入されています。2分25秒の短すぎるけれどもドラマティックな映像。視聴はYouTubeの『本田技研工業株式会社 (Honda)』チャンネルで行えます。

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