レゴブロックで作られた映画館の造形が内部の細かいところまで緻密に作り上げられており、見た人は感嘆の声を上げています。
レゴビルダーとしてこれまでにも数々の作品をツイッターに投稿している、石川滝暁さんの作品。
レゴで映画館つくりました。
スマホを入れたら、どんな動画でも映画みたいに楽しめます! pic.twitter.com/NQkkm1gFsh
— 石川滝暁 (@takia_1111) 2017年12月4日
レゴで建造された映画館は、スクリーンがスマホの大きさに合わせて作られておりスマホを差し込むと画面がスクリーンになるというもの。動画を再生するとまるで本物の映画館の中にいる様な雰囲気。この映画館、細部まで作り込まれておりメインのスクリーンの座席はもちろん、映写室やチケット売り場兼ポップコーン売り場、トイレや倉庫、屋上にいたるまで見事に作り込まれています。
レゴ映画館を作った石川さんにお話を聞きました。まず映画館の大きさは「ギリギリレンジに入らない」くらい、重さも片手では持ち上げる事は難しいほどとかなりの大きさ。使われているブロックも「どれだけ使ったか分からない」との事。
映画館のモチーフはパリの建物をイメージしているそうですが、造形はオリジナルのもの。「色々な写真を参考にしてイメージを膨らませ授業の合間に外観や内装の設計図を書いて、それをもとに作っています。設計一週間、制作も一週間くらいでのんびり作っています」というお話でした。
そして、レゴの組み合わせは色の組み合わせも重要。「色で印象がかなり変わるので常に気をつけて作っています」との話。映画館の雰囲気を出すためにスクリーンの天井を斜めにして奥行きを感じるようにしたり、壁のカラーリングを暗くしたりする工夫を行っているそうです。
決められた形と色を組み合わせていくのはなかなか至難の業かとおもいますが、こうした工夫があってこそドット絵の世界の様な雰囲気を作り上げる事ができているのですね。
石川さんのツイッターにはこれまでのレゴ作品がまとめられたモーメントもあり、そのどれもが非常に緻密な雰囲気の素敵な作品ばかり。一つの街が出来上がるくらい、どの作品も精巧に作られています。今まで話題にならなかったのが不思議なくらい。レストラン、家具屋、電気屋、スポーツジム、スタバや交番、クリスマスの街角も。筆者が個人的に好きなのは、ゲームボーイがモチーフとして店頭に飾られているゲーセン。レゴの住民になって住んでみたくなりますよ。
<記事化協力>
石川滝暁さん( @takia_1111)
(梓川みいな)