2018年3月19日(フランス時間)、エアバスは全日空(ANA)向けA380初号機の主要部品がフランス、トゥールーズにあるエアバスの最終組み立て工場に到着したと発表しました。

 全日空は2016年にA380を3機発注していました。ヨーロッパ各地での工場で機体製造が始まり、こうして初号機の主要部品がいよいよトゥールーズの最終組み立て工場に到着したというわけです。

 巨大なトレーラーに載せられて到着した主要部品は、A380の機体を構成する前部胴体、中央胴体、後部胴体に尾翼部分、そして左右主翼の6パーツ。これらが最終組み立てラインで順次結合され、他の部品や配線、内装工事などを行います。

 全日空向けのA380初号機がラインオフし、引き渡しが行われるのは2019年初めの予定。この初号機には、一般公募で採用された増岡千啓(ますおか・ちひろ)さんのデザインによる「FLYING HONU」と題された、ウミガメ(Honu)の家族をフィーチャーした特別塗装が施され、2019年の春から東京〜ホノルル線へ投入される予定です。

Image:Airbus

(咲村珠樹)