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新幹線から見える「謎の看板」がNゲージに登場 「727」広告看板が8月下旬発売

 新幹線に乗っていると、主に山側の車窓でよく目にする「727」の大きな看板。大抵ポツンと設置されていて、しかも他の情報が書いていないために「謎の看板」とも呼ばれるものですが、これが設置者である株式会社セブンツーセブンの協力を得て、鉄道模型の買取・販売などを手掛ける株式会社ポポンデッタが製造・販売する鉄道ジオラマ「Nゲージ」に登場。2018年8月下旬に発売されることになりました。

  •  新幹線沿線の田んぼなどにポツンと設置されている「727」と書かれた看板。実はこれ、美容室専売の化粧品を手がける株式会社セブンツーセブンが自社のブランド名である「727」を知ってもらうために1979年から沿線各所に設置しているもの。一番大きなもので縦5m、横10mにもなるといいます。

     727という数字を聞くと、つい旅客機のボーイング727を連想してしまいますが、社名の由来は創業者の誕生日である7月27日を記念してつけられたもの。会社の創業日も1945年7月27日で、創業当初から白粉(おしろい)のブランド名として「727」の名称を使用していました。ちなみに、ボーイング727の初飛行は1963年2月9日。

     現在では新幹線の沿線で看板が目立ちやすい郊外を中心に、およそ5〜7分の間隔で目に入るような密度で設置されているとか。そう考えると、かなりの数が設置されていることが判ります。記憶に残るのも当然ですね。

     そんな新幹線名物とも言える沿線の「727」看板。鉄道模型の買取・販売を中心に、鉄道グッズやオリジナルの鉄道模型用品を製造・販売している株式会社ポポンデッタから、同社が展開するジオラマ(レイアウト)用情景素材シリーズ「Nゲージ」のラインナップとして発売されることになりました。もちろん、株式会社セブンツーセブンによる商標使用許諾済み。

     台座付き2枚入りで、価格は1000円(税抜き)。Nスケール(150分の1)より大きなサイズで作られているそうですが、元々の看板が様々な大きさで作られ、設置されているので、あまり大きな影響はないかもしれません。

     現在東海道・山陽新幹線だけでなく、東北新幹線や上越新幹線沿線でも目にすることができる(九州新幹線沿線は各自治体の屋外広告物条例で禁止されているため設置なし)、新幹線名物「727」看板。新幹線を使ったレイアウトに、ぜひ設置してみては?

    情報提供:株式会社セブンツーセブン

    (咲村珠樹)

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