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屍の真似をすると快眠できる!?ヨガの「屍のポーズ」が即寝落ちと話題に

 ストレス社会、不眠を抱えている人も多くいると思います。オフィスワークだとなかなか体を動かす時間も取りにくく、汗を流してスッキリするよりも早く帰ってのんびりしたいという人も多いハズ。運動すればそれなりに寝つきも良くなるはずなのに、体を動かしても眠れない……そんな人でも即眠れるかもしれないという、ヨガのポーズがネット上で話題になっています。

  •  漫画家の“ことり野デス子”さんが、「屍(しかばね)のポーズはいいぞ!!!って漫画を描いたよ!」とツイッターに漫画を投稿していますが、その内容とは……。

     体調改善のため、ヨガをやっていたことり野さん。ある日、快眠についてのテーマで放送されていたテレビ番組に紹介されていた、快眠のための寝る姿勢が、ヨガの「屍のポーズ」そのものであることに気が付きます。このポーズは、ハードなポーズで疲れ切った後にリラックスするためのポーズ。「屍のポーズ」をとることでわずか3秒で周りから寝息が聞こえてくる、という「お姉さん即堕ちポーズ」と、ことり野さんは呼んでいます。そこで、ことり野さん、寝る時にもこのポーズを試してみることに。

     そのポーズとは、仰向けになり軽く目を閉じ、両手は手のひらを天井に向けて腰のあたりに。足は肩幅くらいに開いてリラックスするというもの。全身の緊張を緩めることができ、意識を体に向けることでどこが緊張しているのかを感じる事ができます。ストレスを抱えていると、無意識に肩がこわばっていたり、足に余計な力が入っていたり、歯をくいしばっていることがありますが、「屍のポーズ」で全身の緊張度に意識を向けることで緊張している部分を緩めることができます。さらに、呼吸に意識を集中して、頭の中に浮かんでくる雑念から解放されると最高です。

     実際に「屍のポーズ」で寝てみたことり野さん、「今までファラオみたいな寝方してたんだな……」と気が付きます。胸のあたりで腕を組んで仰向けになっている「ファラオ」みたいな寝方だと、肩や首、腕が緊張したままなので、翌朝の肩や首の凝りが抜けない、疲れが取れないという状態になることも。屍のポーズでお布団と一体になっているような感覚を覚えると、全身の緊張が解けて眠りに入りやすくなります。

     実はこの「屍のポーズ」、筆者も知らずに入眠時にやっていました。ストレスが強い時ほど横向きになっていたり、体を丸めた状態で寝ていることが多かったのですが、何かで見たのか、この方法を始める様になってから随分寝つきがよくなったように思います。ツイートへのリプライにも「一度、全身に力を入れてから脱力すると更に力が抜けていいですよ」「屍のポーズ+瞑想で結構コロッといきますね」など、実際に取り入れている人からもよく眠れると評判。あお向けになると腰が痛い、という人もいるようですが、腰に畳んだバスタオルや薄い枕などを当てると仰向けになりやすいかもしれませんので、寝る時の姿勢で悩んでいる人は一度試してみる価値は高いですよ。ぜひお試しあれ。

    <記事化協力>
    ことり野デス子さん(@DEATHcotori)

    (梓川みいな)

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    一般内科、呼吸器科、整形外科、老年科、発達障害などを得意とする。医療・介護福祉等に高反応。雑多なネタも紹介していきます。
    娘二人(ともに発達障害あり)とネコ二匹の母。シングル。

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