食べ終わったお菓子の缶箱。つい残して、裁縫箱や小物入れとして気づけば長年愛用している人も多いのでは?その中でも昭和世代には特に記憶に残る、ヨックモックの2代目缶(1974年~1991年)が復刻します。
ヨックモックといえば、生地を筒状に巻き、巻いた生地が重なり合うことで独特の食感を味わえる「シガール」が人気。このためヨックモック=シガールという認識の人は少なくありません。そのシガールを世に送り続ける株式会社ヨックモックは1969年の誕生から、今年で設立50周年を迎えました。その記念として復刻されるのが先にふれた2代目缶。1980年代デザイン缶とも呼ばれており、「50thアニバーサリー」として期間限定で発売されることが、4月25日に行われた記者発表会で明らかにされました。
発表会には、 株式会社ヨックモック 営業企画部 営業企画グループ グループ長の千賀健司さん、そして元宝塚歌劇団・月組トップスターであり、ヨックモックと同い年という紫吹淳さんが出席。ヨックモックの歴史を振り返るとともに、紫吹さんの思い出などが語られました。
はじめに、株式会社ヨックモックの千賀さんから、代表商品の歴代缶が紹介されました。初代缶は1969年の発売開始から1974年まで使用され、ヨックモック30周年記念の際に復刻されたそうです。そして今回復刻する2代目缶は1974年から1991年まで18年もの間使用されたパッケージ。今では店頭でお目にかかることはありませんが、実は少し昔の時代風景の一つとして、演出小道具として使用されているそうです。そして現在使用されているものが3代目缶。「やさしく、やわらかく、あたたかく、光を発する」というテーマで統一されていることを紹介。
今回復刻する2代目缶について、千賀さんは「今年50周年を迎え、より多くのお客様に『懐かしい!』と思っていただき、そしてより多くのお客様にヨックモックとともにある素敵な時間を思い出していただければ」とコメントしています。
つづいて、ゲストの紫吹淳さんが登場。実はヨックモックを大量購入しているといい「(舞台を)観に来てくださったお客様に美味しいものをと思い、ヨックモックのお菓子を100個単位で用意してお渡ししています」というエピソードが明かされました。また、「子供のころから、家にある高級な美味しいお菓子。ヨックモックがあるとご機嫌だったというのも懐かしい思い出です」と振り返ります。
まもなく令和の時代を迎える今年、初挑戦したいことは?と聞かれた紫吹さんは、「シガールの巻物」に直筆で「乗馬」と発表。「ずっとやってみたかったのになかなか機会がなかったので、今年こそは挑戦したいですね」と語っていました。
2代目缶の復刻となる、周年記念商品「50thアニバーサリー」は、当時と同じ麻柄デザインと木蓮のデザインの2種類。そして復刻商品に選ばれた内容は「シガール」と、復刻クッキーと呼ばれる「オルネ アマンド」と「マカダミア クール」。
商品は2種類発売され、麻柄デザインと木蓮デザインの計2缶詰め合わせが3240円(税込)。木蓮のデザイン缶のみの詰め合わせが1620円(税込)。発売は2019年4月26日からで、ヨックモック青山本店、全国の百貨店、駅、空港、オンラインショップにて行われます。なお、7月上旬よりシンガポール・台湾・香港・マカオでも順次発売されるそうです。(販売価格は地域によって異なります)
情報提供:株式会社ヨックモック
(宮崎美和子)