那州雪絵さんの学園(寮)ものの名作「ここはグリーン・ウッド」が、初めて舞台化されることになりました。脚本・演出に演劇プロデュース・ユニット空想組曲のほさかようさんを迎え、東京の天王洲 銀河劇場で7月19日~28日に上演される本作は、主要キャスト4名に小西成弥さん、大平峻也さん、影山達也さん、長妻怜央さんという顔ぶれ。それぞれのキャスト画像も公開されました。
那州雪絵さんが「花とゆめ」(白泉社刊)で1986年~1991年に連載した「ここはグリーン・ウッド」。全寮制の名門男子高、私立緑都学園の学生寮「緑林寮」を舞台に繰り広げられる、男子高校生たちの青春群像劇です。1991年から1993年にかけて、望月智充監督によるOVA(全5話・6巻)にもなりました。また、2008年にはテレビドラマ化(全13話)されるなど、今も根強い人気を誇ります。
今回の舞台化にあたっては、脚本と演出に演劇プロデュース・ユニット空想組曲を主宰し、数々の演劇作品やドラマ「ひぐらしのなく頃に」(2016年)などの脚本を手がけるほさかようさんを迎え、舞台上に緑林寮を現出させます。
物語の主人公である蓮川一也役には、「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」シリーズの南雲鉄虎役で人気の小西成弥さん。脚本・演出のほさかさんとは、2016年12月の空想組曲vol.13変則短編集「組曲『遭遇』」で主演して以来となります。「学園ものということで制服を着られるので凄くワクワクしています。演出のほさかようさんとは何度もご一緒させていただいているので楽しみですし、素敵な作品になること間違いなし!だと思います。稽古に入る前にしっかり準備をして作品に取り組みたいと思います。皆さん、是非劇場でお待ちしております!!」とのコメントを発表しています。
一也のルームメイトで、一也の入寮時には「実は女性」だと騙されたこともあるロングヘアの美少年、如月瞬役にはミュージカル「刀剣乱舞」今剣役などで知られる大平峻也さん。2018年のmosaique season1 REAL‐LOVE File1「PRISM」で“女優S”としてヒロインを演じた経験もあり、中性的な瞬にはピッタリともいえます。「この作品は、昭和、平成、そして令和、沢山の方の心に青春をくれた作品です。 そんな偉大な作品に如月瞬役として出演させていただける事とても光栄に思います。 原作ファンの皆様に当時の気持ちや、青春の香りを感じていただけるよう、 初めてこの作品を知る方にはこの作品の世界を存分に楽しんでもらえるよう 精進していきますので、ぜひ会場に足を運んでくだされば嬉しいです」 とのコメントを寄せています。
緑都学園の沈着冷静な生徒会長、手塚忍にはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」影山飛雄役などで知られる影山達也さん。2019年も精力的な舞台活動を続けています。「忍は冷静沈着、ポーカーフェイスな生徒会長という事で、 僕とは正反対な性格の役どころを演じる事が今から楽しみです! 皆さんに楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!! 夏の劇場に、いや、緑都学園のグリーン・ウッドに遊びに来て下さいね!」と意気込みを話してくれています。
緑林寮の寮長で、忍のルームメイトである池田光流役には、2019年5月22日に始動した「7ORDER project」で注目を集める長妻怜央さん。2017年の舞台「何者」で演じた宮本隆良が記憶に残っている方も多いでしょう。主要キャスト4人の中では最年少ですが「長く皆さんに愛されているこの作品に出演できるということでとても光栄です。 原作も読ませていただいて、個性的なキャラクターが沢山いる中で、光流は、とにかく、かっこいい!というのが素直な感想でした!!こんなにかっこいい役で、僕よりも年上の方々と共演、さらに、年下の僕が先輩役をやらせて頂くのは不安もありますが、スタッフの方々に諸々ご指導いただきながら、しっかり役作りをしていきます。池田光流は、長妻怜央で良かったと思ってもらえるように、精一杯頑張ります!!!」とのコメントが寄せられています。
公演は東京・天王洲 銀河劇場で2019年7月19日~7月28日(7月22日は休演)となっています。チケットの発売は2019年6月30日の10時より。公演日によって開演時間が異なりますので、公演の公式サイトで確認してください。また、公演公式Twitter(@stage_greenwood)では最新情報も発信しています。
(C) 那州雪絵/白泉社
情報提供:ネルケプランニング
(咲村珠樹)