2019年10月1日から税率がアップした消費税。ラーメンの日高屋では、これを機に餃子を肉の量を増やして8年ぶりにリニューアル。税抜210円を10月31日まで税抜155円で提供します。これを記念したカウントダウンイベント「ゆく餃子くる餃子」を都内の店舗で開催しました。

 カウントダウンイベントが開催されたのは、歌舞伎座近くにある日高屋東銀座店。昭和初期に建てられたレトロなビルの1、2階にあります。

 イベント前には、深夜23時過ぎにもかかわらず日高屋ファンが行列を作りました。これまでの餃子の食べ納めと、新しい餃子をいち早く食べたいという期待に胸を膨らませている様子。

 まずは、これまでの餃子が提供されます。時刻は23時30分過ぎ。これを最後に終売となります。お客さんの中には「これまでお世話になりました」と餃子に感謝を伝える人も。

 日高屋の餃子は1日に42万個も売れている看板メニュー。その食べ納めとあって、記念写真を撮る姿も見受けられました。みんな思い思いに、これまでの餃子との別れを惜しんでいる様子です。


 いよいよ消費税率引き上げの10月1日に日付が変わります。ここで、日高屋を運営する株式会社ハイデイ日高の高橋均社長が、集まってくれたお客さんに「これからも日高屋は、皆さんのお腹の味方です」とあいさつ。

 高橋社長の「みなさん、餃子は好きですか?」という問いかけに「好きでーす!」と元気よく答えるお客さん。

 そして日付が10月1日に替わります。消費税率引き上げとともに、日高屋のリニューアルした餃子が販売開始。「ハッピーニュー餃子!」とクラッカーが鳴らされます。

 運ばれてきた餃子は、皮はパリッと、中は豚肉の分量がアップしたもの。特に脂身の比率を下げ、肉の味わいを重視したといいます。

 新しい餃子を食べたお客さんの口からは「皮が薄くてパリパリ」や「お肉がジューシー!」といった感想が。高橋社長もリニューアルした餃子が好評とあって、笑顔でお客さんと会話していました。


 新しい餃子は通常210円(税抜)ですが、10月31日までは期間限定で特別価格の155円(税抜)で提供されます。それに伴い、餃子のセットメニューも価格が変わります。

 また、日高屋は店内飲食だけでなく、テイクアウトメニューも。こちらは軽減税率8%の対象となります。

 深夜遅い時間ですが、日高屋ファンの楽しげな様子はまだまだ続いていました。

取材協力:株式会社ハイデイ日高

(取材・撮影:咲村珠樹)