国内外から10万人以上が来場し、2万人以上のコスプレイヤーが参加する(主催者発表)ハロウィンイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2019」が10月26日・27日に開催。今回は宇垣美里アナウンサーや、コスプレイヤーのえなこさんも登場しました。

 2014年にスタートした「池袋ハロウィンコスプレフェス」(通称:池ハロ)は、今年(2019年)で6回目を迎える大人気ハロウィンイベント。今年も各々、好きな漫画やアニメのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが池袋に集結し、イベントを盛り上げました。

 さらに、今年はフリーアナウンサーの宇垣美里さんも登場。宇垣アナと言えば、今年5月に池袋で開催されたコスプレイベント「Ultra acosta!(ウルトラアコスタ!)」にも、カネボウ化粧品のメイクアップブランド「KATE(ケイト)」のオリジナルキャラクターである、“黒の魔女”のコスプレで登場し、集まった来場者を魅了していました。

 そんな宇垣アナが、今回はどんなコスプレ姿で登場するのか……。実際に、この目で確認するために会場へ行ってきました。イベント開始15分くらい前に、メインステージがある中池袋公園に到着した筆者。すでに会場には多くの来場者が詰めかけており、メインステージではオープニングセレモニーのリハーサルが行われていたのですが、ステージの周りにもすでに多くの人が集まり、開演をまだかまだかと待っていました。

 オープニングセレモニーの最初に登場したのは、豊島区長で池袋ハロウィンコスプレフェスの名誉実行委員長でもある高野之夫さん。さらに、株式会社ドワンゴ専務取締役CCOで池袋ハロウィンコスプレフェス実行委員長の横澤大輔さん、株式会社アニメイトホールディングス代表取締役社長の阪下實さん、株式会社サンシャインシティ代表取締役社長の合場直人さんがコスプレ姿で登場。

 漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公、モンキー・D・ルフィのコスプレで登場した高野区長は「どんな困難にも負けず、挑戦して、好奇心と度胸で、この街(池袋)を変えていく」という自身の思いがルフィに通じるものがある、と今回のコスプレを選んだ理由を話し「今日はみなさん1日お互いに楽しみましょう!」と、会場のお客さんに呼びかけていました。

 続いて「池袋ハロウィンコスプレフェス2019」アンバサダーの超人気コスプレイヤー・えなこさんが登場。「アンバサダーとしてコスプレの楽しさや魅力を広く伝えていきたい。そして、コスプレイヤーのみなさん、カメラマンのみなさんと池ハロを楽しんでいきたい」と意気込みを話しました。

 えなこさんは池ハロの魅力を「少し前までは、コスプレイベントと言えば、会場の中で閉鎖的に行われていた印象があるけど、池ハロはオープンで、コスプレをしながら、食事や買い物もできる、とても素晴らしいイベントです」と、会場に集まったみなさんに紹介していました。

 そして、ここでスペシャルゲストの宇垣アナが登場。すると「盛り上がってますね!こんなにたくさんの人が集まっているとは思っていなかった」と、会場の熱狂ぶりにビックリ。「みなさんがひとつになって同じものを楽しんでいるのは、すごく幸せな光景だし、幸せな空間だなと思うので、今日は目一杯、楽しみたいなと思います」とコメントしました。

 高野区長による開会宣言で「池袋ハロウィンコスプレフェス2019」が本格的にスタート。10月26日・27日の両日とも多くの方が来場しましたが、中でもコスプレエリアのメインとなる東池袋中央公園と隣接するサンシャイン広場は、コスプレイヤーとカメラマンで溢れ返っていました。

 その中には、約8万人のフォロワー数を誇る人気コスプレイヤー、カモミールさん(@chamomi017)の姿も。この日は、スマホ向けアプリゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」に登場する朝香果林のコスプレ姿を披露し、筆者が見つけた時には、すでにカメラマンたちに囲まれていました。

 また、たくさんのコスプレイヤーの中には、普段はアイドルとして活動している天野おとねさん(@oto_neko__)や、マヨイマイさん(@zesux)などもコスプレ参加。天野さんは「ラブライブ!サンシャイン!!」の黒澤ルビィを、マヨイマイさんはスマホ向けアプリゲーム「Fate/Grand Order」の酒呑童子(英霊祭装)のコスプレ姿を披露していました。

 さらに、東池袋中央公園やサンシャイン広場以外にも、コスプレイヤーたちが数多く参加した「コスプレ腕相撲」や「Cosplayer Of The Year」が開催された中池袋公園、そしてパークレストラン「ラシーヌ ファーム トゥー パーク」がある南池袋公園も、「炭焼き!ローストチキン」(1200円/税込)などの美味しい料理に舌鼓を打つ家族連れなどで賑わっていました。

 しかし、注目が集まったのはやっぱり、宇垣アナが登場した「KATEスペシャルステージ」。人気コスプレイヤーのシスルさんや、ゆうさんもKATEオリジナルキャラクターのコスプレで登場し、ランウェイでのコスプレ披露や、コスプレのポイントなどをテーマにしたトークショーを行いました。

 今回は、KATEオリジナルキャラクターの人狼「柘榴(ザクロ)」で登場した宇垣アナ。このコスプレについては「カッコいいところがポイント。特に好きなのが、アイシャドウやアイメイクで、赤と緑を使っているけど、この色の配色が人狼の怖い感じやおぼろげな感じが出ていると思う」と話していました。

 そして、“メイクが大好きで、新しいメイクにトライしたい”という好奇心旺盛なメイクマニアの人に向けて開発された、KATEの「STシリーズ」を使ってコスプレのメイクをした感想について聞かれると「今回は人狼なので、人間を超えた美しさが必要だと思う。これは、ムラなく、すべてのクスミなどをカバーしてくれる。意外とサラッとしていて、よれることもそんなにないと思う」とコメント。

 最後は、「KATEのSTシリーズは、本当にコスプレされる方もそうですけど、普段使いも全然できると思うので、ぜひ手に取って試してみてください」と、KATE商品のタッチ&トライを実施するKATEブースの紹介をしてステージを降りていきました。

 この日は晴天で暑かったのですが「オシャレは我慢なので……」と、ステージ後の囲み取材で話した宇垣アナ。あらためて今日のコスプレについて聞かれると「人狼の柘榴(ザクロ)というキャラクターで、日頃は普通の女の子として街に馴染んでいるけど、満月の夜だけ人狼の姿を現して街を徘徊する怖いキャラクターです」と特徴を説明。

 メイクのポイントについては「狼らしさを出すためのアイメイクがポイント。赤と緑を使っているけど、2色を混ぜることによって、妖しさやクールな感じが出ていると思う」と答えていました。

 さらに、KATEの商品について「KATEさんの本気が詰まっている。そもそも化粧品を生業としているKATEさんが、本気を出すとやっぱり、コスプレメイクもこんなに素敵になるんだということを、みなさんにお伝えできたらと思う」と語り、コスプレメイクをしているが「メイクが濃いという印象はなく、塗りすぎて肌が思いという感じも無い」と、STシリーズの印象を話しました。

 ちなみに、ハロウィン当日の予定を聞かれると「なかなか街に繰り出せないので、せめて家でカボチャプリンを作って楽しもうかなと思っています」と話した宇垣アナ。このコスプレのまま、どこか行きたいところはあるか質問されると「動物園に行きたいです」と即答。「この格好でオオカミのオリの前に行ったら、もっとスキンシップがはかれそうな気がする」と笑顔で理由を話していました。

 今までで印象に残っているハロウィンは、大学生の時と語る宇垣アナ。「働き始めてからは毎回お仕事だったけど、大学生の頃は、関西に住んでいたので、友達みんなとUSJに行ったこと。ハロウィンのUSJはゾンビがたくさんいて、すごく盛り上がるんですけど、そこにアリスのコスプレをして行ったのは楽しかったです」と、振り返っていました。

 今後のコスプレについて聞かれると、悩んだ末に「普段できないような、人間じゃないキャラクターになりたい」と希望。そして、最後にコスプレの魅力について「自分じゃないものになれることが、すごく大きな魅力。普段の自分では、なかなか出せないけど、今日は耳も付いているし、オオカミの格好だから、クールな表情ができるようになったりとか、コスプレすることによって気持ちも変化したり、いつもとは違う自分を知ることができることが、コスプレの楽しさかなと思う」と語り、会場を後にしました。

<取材協力>
KATE PR事務局、株式会社ドワンゴ

<記事化協力>
カモミールさん(@chamomi017)、天野おとねさん(@oto_neko__)、マヨイマイさん(@zesux)

(取材・撮影:佐藤圭亮)