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伝説の「死にゲー」再び Nintendo Switch用「帰ってきた 魔界村」が配信決定

 伝説の「死にゲー」が装いを新たに帰ってきた!今や世界中のファンから親しまれている「魔界村」のシリーズ最新作、「帰ってきた 魔界村」がNintendo Switchで2021年2月25日に配信されることが決定しました。

  •  「魔界村」は上下左右4方向への移動アクションとジャンプ、攻撃のシンプルな操作で楽しめる横スクロールのアクションゲーム。1985年にアーケードゲームとして登場し、翌年にファミコンソフトとして移植されると、「難しいのにやめられない」と絶妙な難易度が人気を博し、発売当時はクリアすることがプレイヤーのステータスとなるほど……。まさに元祖「死にゲー」と呼ぶにふさわしい作品です。

     魔界へと連れ去られた王女を救い出すため、単身魔界へと挑む「アーサー」を操作して、迫りくる魔物に挑むストーリーでしたが、1988年に登場した「魔界村」シリーズの2作目「大魔界村」は、魔王を倒して3年後という世界で、復活した魔界の手の者により命を奪われたプリンセスのため、再びアーサーの戦いが始まるという内容。グラフィックやアクションなどが大幅にパワーアップし、より磨きのかかったゲーム性でさらなる人気を獲得しました。

     「帰ってきた 魔界村」は、そんな「魔界村」と「大魔界村」をモチーフにしながらも、まったく新しい姿となった作品。シンプルなアクション操作で楽しめるのはもちろん、魅力的なステージや個性的な敵の数々、まるで動く絵巻物のような独創的ビジュアルなど、魔界村でしか味わえない唯一無二の体験を堪能することができます。

     オリジナル版「魔界村」から受け継がれる、一筋縄ではいかない高難易度プレイ体験。その伝統は「帰ってきた 魔界村」にもしっかりと受け継がれています。幾度となく、倒れてはまた倒れ、少しずつ自分なりの攻略を見つけて進んで行く達成感は「魔界村」ならでは。

     「帰ってきた 魔界村」では、「孤高の騎士」を中心に異なる3つの難易度+αのプレイ体験がプレイヤーを出迎えます。シリーズ伝統のヒリヒリするほどの高難易度を体験したい人は「伝説の騎士」をプレイ。

     主人公のアーサーが戦う魔界は、「魔界村」「大魔界村」をモチーフとしながらも個性的かつ真新しいステージとなっており、大きく「ゾーン」で区切られていて、ゾーンを超えるためには各ゾーンにあるステージを攻略していかなければならない。ちなみに、ゾーンの中に複数のステージがある場合は、どちらかのステージを攻略すると次のゾーンに進むことが出来る。

     情報が解禁されたゾーン1は、ステージ「墓場」とステージ「処刑場」があるとのこと。

     ステージ「墓場」は、地面や壁からゾンビが湧き出てくる「ゾンビの墓場」と、森自体が生きているかのように枝が伸縮してくる「ウッディピッグの森」からなるステージ。ステージ「処刑場」は、大鎌を振りかざした死神が足早に襲ってくる「死神の処刑場」と、アーサーの気配を察して執拗に追ってくる怪根が巣食う「怪根の大滝」からなるステージとなっています。

     魔界を突き進むには、多くの難敵が待ち構えていますが、ステージの道中ではプレイヤーに心強い強力で多彩な武器を入手することが可能。アーサーが使用できる武器は全部で8種類あり、各種武器にはそれぞれの特徴があるので、しっかりと把握しておくことが大事ですね。

     現在、公開されている武器は「ヤリ」「聖水」「短剣」「ハンマー」「スパイクボール」の5種類。ヤリはほどよく連射ができ、飛距離も長い基本となる武器。放物線状に飛び、着弾するとしばらく炎上している聖水は、聖なる力で敵を浄化して倒す武器です。

     短剣はヤリよりも連射性能は高いですが、当たる判定が小さい武器。空中でふると衝撃波で遠くの敵を吹っ飛ばすハンマーは、攻撃力は高いですが攻撃範囲が狭いです。そして、スパイクボールは地面をごろごろ転がりながら敵を押しつぶし、倒していきます。

     「帰ってきた 魔界村」では、多彩な武器の他にもアーサーは個性豊かな魔法や数々のスキルを覚え、攻略に役立てることもできます。魔法もスキルも、ただ単に攻撃の手段というだけでなく、様々な効果を持ち合わせているため、用途に応じて使うことで攻略がグッと楽になるとのことです。

     アーサーが使える魔法は今のところ「サンダーストーム」「ファイアウォール」「ブロックロック」の3種類が公式から発表されています。

     サンダーストームは雷を呼び、そのパワーを自分自身の体にためて左右上下に一気に放つことができ、レベルに応じて攻撃が強力になります。一部の魔法には上位レベルが存在し、より強力に発動することができ、さらに特定の条件を満たせば複数の魔法を装備することが可能で、任意で切り替えもできます。

     アーサーの左右に炎の壁を立てる(レベルにより、大きさが変わる)ファイアウォールは、アーサーと共に移動し、触れた敵にダメージを与えます。ブロックロックはアーサーが一定時間「岩」に変身(レベルにより、攻撃力・耐久力が上がる)し、ゴロゴロと転がって敵を吹っ飛ばします。

     スキルは、解放することで魔法と違い、装備をしなくても自動で発動。レベルが存在しているスキルについては、上位のレベルを解放すると効果も自動的に上がります。

     「パンツパワー」はアーサーがパンツ状態にされた直後、最初の一撃の攻撃力が3倍になるスキル。「武器所持数アップ」はアーサーが所持できる武器の数が増えるスキル。所持した武器は、任意で入れ替えることができ、レベルによって所持数の上限が増えます。

     いろいろな魔法やスキルを紹介してきましたが、魔法やスキルの解放・成長に欠かせないのが、神木「オービィの木」の復活。各ステージに隠れているオービィを見つけ出し、戻してやると魔法やスキルの解放・成長をさせることができます。

     そして、「帰ってきた 魔界村」では「魔界村」「大魔界村」で過去に登場した懐かしい敵キャラクターから、今作で新登場するものまで全てが一新。細部に至るまで作りこまれたおどろおどろしくも、どこかコミカルな敵キャラクターの動きにも注目です。

     Nintendo Switchで配信される「帰ってきた 魔界村」(希望小売価格は税別3627円/デジタル版のみ)は、2月25日に発売されます。

    (c)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

    情報提供:株式会社カプコン

    (佐藤圭亮)

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