犬や猫は傷などを舐めて直そうとする本能がありますが、獣医さんに処置してもらった後の傷口はお触り厳禁。そのため、パラボラアンテナのようなエリザベスカラーを付けられる事も多いのですが、本猫たちにとっては邪魔そのもの。しかし、いい具合の穴あきクッションでストレスフリーな猫ちゃんがツイッターに投稿され、見た人々の目尻を下げています。

 「エリザベスカラーだと傷口擦っちゃうので、ポンデリングみたいなやつに代えたら枕にして寝てる」と、愛猫の寝顔写真をツイッターに投稿したのは、飼い主である波乗りサンバさん。

 その写真に写っているのは、白黒のハチわれ柄の猫が、ポン・デ・リングの様なクッションの穴に頭を通し、そのクッションを枕にスヤリと安眠しているといった様子。この猫ちゃんは7歳の雄猫のトトくん。クッションを上手い事使っています。

 この姿を見たネット民たちからは、「我が家のポン・デ・ニャイオン、ポン・デ・ワンコ」の写真が大集結。「うちも同じ感じで使われてます」といったコメントともにたくさんの写真が寄せられ、リプライ欄はさながら、「我が家のポン・デ・わんにゃん大会」な様相に。

 どの子たちもエリザベスカラーの代わりに付けられたクッションでくつろいでいる様子で、思わず眼福……と頬が緩んでしまいます。

 飼い主さんによると、トトくんにはお腹とお尻に血豆のようなものがあり、舐めてしまうと血が出てきてしまうのだそう。そこで、薬を塗って治療をすることになったのですが、そのままにしておくと薬を舐めてしまうため、エリザベスカラーに。しかし、カラーのふちが傷口に当たってしまうため、穴あきクッションを使ってみることにしたそうです。

 市販品で、S・M・Lの3サイズがあるこのクッション、Sサイズで試してみたところ小さすぎたようで、クッション越しに傷口を舐められてしまったのだそう。そこでMサイズを試してみたところ、ピッタリ。今では「慣れてきて体の一部と思うようになってきたのか、最初はしなかった毛繕いをカラーにもするようになりました。特に外したがってる感じはありません」と飼い主さん。

 トトくん、どうやら体にクッションが馴染んでいるようです。これなら傷口も守られ、枕にもなって一石二鳥といったところですね。

<記事化協力>
波乗りサンバ(@torotta3)さん

(梓川みいな)