このところ注目が集まっているスポーツクライミング。auではスポーツクライミングをもっと多くの人に楽しんでもらうため、競技のルールと世界トップクラスのクライマーが揃う「TEAM au」のメンバーを落語風ラップで紹介する動画「TEAM au ガンバ!スポクラ寄席」を公開。競技を紹介する噺家役を務めるのは、人気声優の梶裕貴さんです。

 auは2016年、世界トップクラスのクライマーで構成された「TEAM au」を結成。2021年6月に開催されたコンバインドジャパンカップでは、所属する野口啓代選手が女子の部で優勝、男子でも所属する楢崎智亜選手が優勝、藤井快選手が総合2位になるなど、その実力はハイレベルです。

 世界的なスポーツイベントにも正式採用され、注目が集まっているスポーツクライミング。その世界をもっと多くの人に親しんでもらおうと、auはスポーツクライミング(スポクラ)のルールと「TEAM au」のクライマーを、軽快な落語風のリズムとアニメの演出で紹介する動画「TEAM au ガンバ!スポクラ寄席」を2021年6月28日より順次公開しました。

噺家がラップ風にルールを紹介する

 スポーツクライミングには「スピード」「ボルダリング」「リード」の3種目があります。動画では、それぞれのルールを噺家が落語風のリズミカルな言葉で紹介。競技に挑む「TEAM au」所属選手も同時に紹介されます。

 噺家を演じているのは、アニメ「七つの大罪」のメリオダスや、アニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガーなどで知られる声優の梶裕貴さん。立板に水のリズムで進むラップ風のルール解説は、非常に耳に心地よいもの。もちろん、動画の最後には落語のように「オチ」もついています。

 競技のうち「スピード」種目は、あらかじめ決められた条件の壁をいかに早く登れるかを競うもの。壁の高さ(15m)や傾斜、手足をかけるホールドの種類や位置、角度は統一されており、陸上のトラック種目と同じように世界記録や日本記録が存在します。

「スピード」の壁は高さ15m
時計勝負で一気に登る

 ここに登場するのは「TEAM au」のエース、野口啓代選手と楢崎智亜選手です。楢崎智亜選手は2021年3月の第3回スピードジャパンカップで、自身の日本記録を更新する5.72秒をマークして優勝。野口選手も同大会、準決勝で自己ベストの8.68秒をマークするなどして優勝しています。

野口啓代選手
楢崎智亜選手

 12m以上あるオーバーハングした(手前へかたむいた)壁と、命綱であるロープで体を確保して登る「リード」。各ラウンドで1本のルートを選び登っていきますが、途中で1度でも落下(墜落)や反則、制限時間(6分)のオーバーがあるとその時点で競技中止となるシビアな種目です。

「リード」種目の紹介
リードで体を確保して登る
落ちるとそこで競技中止となる

 体の一番低い部分がマット面から3m以上にならない、という比較的低く短い課題(ボルダー)をロープなしで登る「ボルダリング」は、各ラウンドの課題数が複数あり、それを4分(予選と準決勝は5分)の制限時間でできるだけ多く、そして少ないホールド(アテンプト)数でクリアできるかを競う、詰将棋やチェスのプロブレムのような種目。体がロープで確保されていないので、パワーとスタミナ、頭の回転の総合力が試されます。

「ボルダリング」の紹介
課題(ボルダー)のクリア数で競う
制限時間は決勝で4分(予選・準決勝で5分)

 この動画に登場するのは、伊藤ふたば選手と藤井快選手。2002年生まれの伊藤選手は2017年の第12回ボルダリング・ジャパンカップ女子を史上最年少の14歳9か月で制して2021年にプロ転向したばかりの期待の星、1992年生まれの藤井選手は2019年のIFSC クライミング・アジア選手権でリードと複合の二冠に輝いています。

伊藤ふたば選手
藤井快選手

 落語はもちろん、ラップの経験もなかったという梶裕貴さんは収録を終え「ジェットコースターのような臨場感を演出できればなと思いながら演じさせていただきました。リズムに乗りつつ、言葉がしっかりと届くような喋り方を意識しました。短い時間でスポーツクライミングのことが学べる、とてもインパクトのある動画になっているかと思います!是非繰り返しご覧いただけると幸いです!」とのメッセージを寄せています。

 なお、動画は全てauの特設ページ「TEAM au ガンバ!スポクラ寄席」で視聴可能です。

※楢崎選手の漢字表記は旧字体の「楢」に「崎」(たつさき)となります。

情報提供:KDDI株式会社

(咲村珠樹)