吉祥寺を愛する人たちの“街への偏愛”を集め、吉祥寺の魅力・名所・名物・あるあるなどを46枚の言葉とイラストで表現した新感覚のご当地かるた「吉祥寺かるた」が2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。
吉祥寺のデザイン会社・株式会社クラウドボックスが制作した「吉祥寺かるた」は、制作にあたり読み札をSNS上で「ハッシュタグをつけて投稿」というだけのシンプルな条件で公募。集まった300件を超える候補の中から、46案を選出し編集された商品です。
そうした制作過程を含めた地域コミュニケーションを活性化し、愛のあるコミュニティを育てていく取り組みが評価され、この度2021年度グッドデザイン賞を受賞。「コミュニティづくりの取り組み・活動」カテゴリーで受賞したほか、ひとりの審査委員が一点の受賞作だけを選ぶ「私の選んだ一品」にも選出されました。
例えば“あ”の「赤いシマシマみっけ!」は吉祥寺では赤いシマシマボーダーを着た楳図かずおさんをしょっちゅう見かけるよ、という札。読み札には「『楳図先生を見た日はいいことがある』という都市伝説もあるらしい」といったちょっとした豆知識も併記されています。
“い”の「いせやのお兄さん息できてるの?」では、多くのガイドブックなどで紹介される吉祥寺の焼鳥の老舗「いせや」が題材。味も歴史も紹介せずに「あの煙の中で息できてんのかな?」という個人的な感想が札になっています。
“え”は「ええじゃないか関町南も吉祥寺」。関町南は吉祥寺から数十分離れた練馬区の地名ですが、そのあたりの人は「吉祥寺に住んでる」と言いたがるという地域ニッチな札です。
“ま”の「まゆげスワンが一羽だけ」は、吉祥寺の井の頭公園にあるボート池のスワンボートの群れに、一台だけきりっとした“まゆげスワン”がいるという札です。井の頭池は「カップルでボートに乗ると別れる」というジンクスが有名ですが、このまゆげスワンに乗ると幸せになるという噂もあるのだとか。
思わずクスリと笑ってしまう表現で吉祥寺の活きた魅力を楽しく再発見できる本商品は、ぺろきち商店(「吉祥寺かるた」販売サイト)にて購入可能。販売されている「吉祥寺かるた[ver.1.1]」の価格は税込2000円(送料別)となっています。
情報提供:株式会社クラウドボックス