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ようこそ「シルバニア沼」へ ガチ勢がイラストで布教活動

 特定の何かにハマってしまう現象を、インターネット用語で「沼落ち」と表現されることがあります。

 Twitterユーザーのことねさんは、「シルバニアファミリー」にどっぷりハマっている人物。その魅力について、「沼への案内」という形でイラストとして紹介しています。

  •  「はじめての(大人)シルバニアファミリー ~あかちゃん編~ これをばらまいてお友達をシルバニア沼に落とそう」

     少々物騒な表現を交えつつ、1枚のイラストをTwitterに投稿したことねさんですが、今回のイラストは、「大人の方に向けてシルバニアファミリーを広めるために」描いたそう。

     シルバニアファミリーといえば、愛らしい動物に加え、「赤い屋根のお家」などのドールハウスも多く存在しています。そこへ家具などの小物と合わせると、楽しみ方は無限。

     ことねさんもその点を考慮し、いの一番で「おうちを用意しよう!」と案内しています。さらに、おともだちの「休憩場所」も提案。100均で購入可能なケース類やポーチを紹介しています。

     続けて、お迎えする「赤ちゃんコレクション」に、お手入れをするときの便利グッズとして「マスキングテープ」を紹介しています。小さな汚れ取りや小物を持たせるための貼り付けに、くるっと丸めて足元に取り付けて立たせるという使い方も。

     と、ここまでは、「子供向け」遊び方の域を出ない内容です。今回の狙いでもある「大人向け」に関しては、「一緒に暮らす」「写真を撮る」と題してイラスト下部分を割いて提案しています。

     左側では、パソコン作業・資料チェック・コーヒーブレイクといった「職場」に動物だちが置かれています。もちろん出退社も“同伴”。「いつでも一緒にいてくれる」ことで、ピリッとした職場で気持ちが和らぎそう。

     反対側では、「写真撮影」の様子が紹介されています。食事や移動時などの「日常」や、お花見や海水浴の「季節行事」にシルバニアと記念撮影。「ごはん×シルバニア=最強!」という文言が添えられているあたり、カフェ巡りが趣味であることねさんは「食」が特に推しの模様。

     なお、撮った写真はことねさんの場合、SNSに投稿しています。他のファンの方の写真もチェックしているといい、投稿することでSNSを通じてより楽しみ方の幅を広げているようです。 

    普段からシルバニア投稿を楽しむ投稿者。

     そんな中で、「『大人ならではの楽しみ方の説明書』があれば、人におススメしやすいのではないかと思い制作したんです」と、本作を描くきっかけについて語っています。

    「大人の方にも楽しんでもらえたら」布教活動としてイラスト制作。

     「私個人の見解ですが」とことわりを入れた中での投稿でしたが、これには多くのTwitterユーザーが共感する結果となりました。中には「クリアファイルにしたい!」なんて声も。布教活動は大成功だったようです。

     ちなみに、ことねさんは現在は大学生。この春に4年生を迎えます。そのため、間もなく卒論制作にも入るそうですが、テーマは「シルバニアファミリー」とのこと。愛を学業にどのように落とし込むのか。発表が楽しみですね。

    <記事化協力>
    ことねさん(@Sylvania_ema)

    (向山純平)

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