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子どもが2歳ころに作った狂気の文字ブロック 成長してもう使わない→「捨てるから最後に見て」に惜しむ声続々

 「長男が2歳くらいの頃に作った狂気の文字ブロック、捨てるから最後に見て」

 こうつぶやいたのはツイッターユーザー「キョン吉」さん。あわせて投稿された写真には、50音順に並べられたひらがなの布製ブロックが写っています。

 ブロックひとつひとつには、フェルトの文字に加え、それぞれのひらがなと連動した絵が縫い付けられているという手の込んだ作品。作業工程を想像すると……この数、このクオリティは確かに狂気……!

  •  キョン吉さんは男児2人のお母さん。もともと編み物が好きで、お子さんが赤ちゃんの頃からおもちゃや肌着を自作するなど、裁縫が常に生活と共にある環境でした。

     そんなキョン吉さんが完成させた、ひらがな学習の文字ブロック。実はハンドメイドのキットを販売しているサイトで購入したもので、その内容は月に一度、1行5個ずつ自宅にパーツが届き、それを計9か月にわたって縫いあげていきます。

    文字の裏側はまつり縫いで補強

     なんだキットか……と侮るなかれ。前述の通り、そのひとつひとつは既製品とそん色ないクオリティに仕立てられており、キョン吉さん曰く、ひとつあたりにかかる時間は2時間ほど。それを45個作るわけですから、いかに大変かは想像に難くないでしょう。

     制作当時はお子さんが夜泣きをしていた時期で、「こんなことしていないで少しでも睡眠をとるべきなのにと自分でも思っていました」と葛藤しながら作品づくりを行っていた模様。もちろんキットは途中で解約できるのですが、そこはもう乗りかけた船。「最後までやり通す!」と裁縫魂に火が付いていたようです。

    ブロックひとつずつには細かいギミックが

     長い期間を経て、ついに完成した作品。キョン吉さん自身は非常に強い達成感があったものの、肝心のお子さんの反応は割とドライで、「家にあるおもちゃのひとつという感じで、特別気に入って使っているわけではなかったです」と、思ったような反応は得られなかったそうです。少し悲しいですが、子どもってそういうものですよね……。

     月日は流れ、お子さんもすっかり大きくなり、もう使わなくなったので、文字ブロックの処分を決意。しかしながら、これだけ時間をかけて制作した作品ですから、「最後に見てほしい」という思いでツイートすると、投稿には10万件もの「いいね」が寄せられる大反響。「こんな大作を捨てるなんてもったいない!」と、処分を惜しむ声が相次いで寄せられました。

    きっと次に使う子どもたちに大切に使われることでしょう

     こうしたコメントを受け、ブロックの処分を思いとどまったキョン吉さん。その後、この文字ブロックは児童デイサービス施設に寄付されることが決定しました。キョン吉さんの思いがこもったおもちゃは次の子どもたちへ。きっと大切に使われていくことでしょう。

    <記事化協力>
    キョン吉さん(@kyon_azure)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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