サッカーW杯は終わりましたが、国内ではもうすぐJリーグが開幕。ほとんどのクラブには、時にスタジアムの盛り上げ役となったり、時にチームの顔としてグッズになったりと、大切な役割を持つマスコットキャラクターが存在します。
そんなマスコットたちをモチーフにした、サポーター手作りのグッズがツイッターで話題になっています。フェルトで作られたドーナツ状のリングは、眺めて楽しむほか、手遊びを始めた赤ちゃんのおもちゃにもぴったり。かわいくアレンジされたマスコットたちのデザインにも注目です。
グッズの作者はツイッターユーザー「たろー」さんの妻(以下、妻さん)。夫婦そろって「アビスパ福岡」のサポーターで、ホーム戦の際はゴール裏で飛び跳ねながら応援しているという熱の入れようです。
加えて、アビスパ福岡に限らず全国各クラブのかわいいマスコットたちにも熱中しています。ぬいぐるみを集めたかったそうですが、2022シーズンは3カテゴリー全58クラブからなるJリーグ。全て揃えるのは至難の業と考えた妻さんは、「それなら自分で作ればいいじゃないか!」と考え、制作をスタートしました。
飾ってかわいいことを前提に、通常のクラブグッズでなかなか見かけない赤ちゃん用のおもちゃとしても使えるようにした、というアイデアも秀逸。フェルトの中には小さい発泡スチロールの玉が詰め込まれており、握った際の感触が楽しめそうですね。
もちろん、肝心のマスコットの表現にも余念がありません。リング状になってもしっかり特徴が捉えられており、すぐにそれとわかるデザインになっています。
また、各クラブの代表的なマスコットだけでなく、例えば名古屋グランパスエイトのグランパスファミリーや、川崎フロンターレのワルンタなど、メイン以外のマスコットも作られており、その総数なんと98個!もちろんアビスパ福岡のアビーくん、ビビーちゃん、スビーくんもばっちり再現し、全て揃えた状態の写真を見ると……その量感はまさに圧巻の一言。
制作期間およそ2か月の大作には、Jリーグ各クラブのサポーターらからの称賛の声が寄せられたほか、「うちの子はここにいた!」と写真を見ながらお気に入りクラブのマスコットを探している様子も見受けられます。
完成した作品は数が多すぎるため、どう使っていくかはこれから決めていくそうですが、赤ちゃん用のおもちゃとしてだけでなく、順位予想に使ったり、シーズン中の順位表や対戦表などに活用するのも面白そうですね。
1993年の初年度開幕から、今年で30年の節目を迎えるJリーグ。当時10クラブだったことを踏まえると、ここまでの発展を遂げた日本サッカーに対して、感慨深いものを感じた筆者でした。
奥さんが作り始めて約2ヶ月
ついに(多分)全Jクラブのマスコット達を完成させました!毎日チクチク手縫いしていたので是非とも見て欲しいです🐝
そして割と特徴掴んでると思うので名前当てたり眺めたり楽しんでみてください🤟#Jリーグ #Jリーグマスコット#フェルトマスコット pic.twitter.com/PlCZFgYcsc— たろー (@126Taro_11) January 3, 2023
<記事化協力>
たろーさん(@126Taro_11)
(山口弘剛)