夜の街を彩るイルミネーションは各地で見られ、JR京都駅でも駅ビルの大階段を使ったイルミネーションが楽しめます。

 通常は季節により、動きのある演出が見られるのですが、そうでない時でも階段を上る人影がイルミネーションを横切ると、まるでドット絵のように見える現象がTwitterに投稿されました。

 夜の京都駅大階段を上る人影を「京都駅大階段で久々に見るドット絵になる人類」という言葉とともに紹介したのは、京都駅が大好きという「24」さん。京都駅各所の写真を撮影しているほか、京都をモチーフとしたイラストも描いて発表しています。

 京都駅の大階段では駅ビル開業15周年を記念し、2012年11月より全171段中125段に約1万5000個のLEDを埋め込み「大階段グラフィカルイルミネーション」を開始。季節に合わせたデザインや、LUNA GARDEN(東広場)やSTAR BRIDGE(空中経路)と協調したイルミネーションが楽しめます。

 24さんが撮影したのは、すべてのLEDが点灯した大階段を人々が上っていくシルエット。点灯したLEDがディスプレイの画素に似た効果を発揮し、人影が目の錯覚でカクカクしたドット絵のように見えてしまうのです。

まるでドット絵のように見える光景のツイート(スクリーンショット)

 これはイルミネーションの演出として考えられたものではなく、偶然の産物なのでしょう。それでも、ドット絵化されたように見える人影が移動する様子は、まるでデジタルアートのようです。

 惜しいのは、この光景が階段を上っている人には見えないこと。自分の姿がドット絵に見えることを知ったら、もっと楽しめそうですね。

<記事化協力>
24さん(@2outni4)

(咲村珠樹)