おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

15年ぶりに出てきた模型用接着剤が衝撃の姿に 昭和の喫茶店かバーの椅子?

update:

 模型製作において愛用者の多い瓶タイプの接着剤。いざ使おうとした時に固まって使えなかった……なんてことはあるあるですが、昭和の喫茶店やバーに置かれていそうな「円座の椅子」みたいな固まり方をしたのははじめてみました。あまりに珍しい固まり方に、ツイッターで大きな反響を呼んでいます。

 中身の接着剤が長年の放置で固まり、瓶が割れてしまった結果だと言いますが……。ある意味では、現代アート作品のような美しさすら感じます。

  •  投稿主の「りりもも(C)Re.GEK」(以下、りりももさん)によると、この接着剤は15年ほど前のものであるとのこと。

     当時はこのドロドロした粘性のあるタイプの接着剤を使用していましたが、以降はサラサラした「流し込みタイプ」の接着剤を主に使用するようになったため、このタイプのものは引き出しの奥でそのまま放置していたのだそう。

     時は流れて2023年。机の中を整理していたところ、今回の接着剤を発見。その時すでに、瓶にひびが入ったような形で、下側がきれいに割れていた状態となっていました。

     ずっと使っていなかったという認識はあったため、「もしかすると固まっているかな?」と予感はしていたそうですが……「まさか瓶が割れてきれいな形で出てくるとは思ってもいなかった」と、りりももさん。15年経過するとこんな状態になるなんて、おそらくメーカー側も想定していなかった事態でしょう。

    フィギュアの台座としてもさまになっています

     なお、この瓶無し接着剤は、初めこそ廃棄しようとしていましたが、「これはこれでオブジェになりそう」という理由で、模型を並べるガラスケースに一緒に展示することを検討中とのこと。そのままフィギュアの椅子として使用している様子も投稿されていますが、非常にしっくり来ていますね。

    <記事化協力>
    りりもも(C)Re.GEK(@rimomana

    (山口弘剛)

    あわせて読みたい関連記事
  • 「魔法みたい」額縁の中で走り続ける電車 精巧なジオラマに10万いいね
    インターネット, おもしろ

    「魔法みたい」額縁の中で走り続ける電車 精巧なジオラマに10万いいね

  • ネコ型配膳ロボットのおもちゃをデコトラ風に改造 「演歌流れてそう」の声
    インターネット, おもしろ

    ネコ型配膳ロボットのおもちゃをデコトラ風に改造 「演歌流れてそう」の声

  • 画像提供:現代美術二等兵ふじわらかつひとさん(@f2touhey)
    インターネット, おもしろ

    「富士山ローソン」を自由に撮れる解決策 笑いも交えたアイデアが素晴らしい

  • 画像提供:くまこう(模型)さん(@kumakou_model)
    インターネット, おもしろ

    マンション好きすぎてマンション模型を量産 これまで作った数は約100棟!

  • 近未来的なエンジン模型の正体に驚きの声 実はヤクルトの空容器
    インターネット, びっくり・驚き

    近未来的なエンジン模型の正体に驚きの声 実はヤクルトの空容器

  • 画像提供:向山さん(@mukounoyama3)
    インターネット, おもしろ

    披露宴会場に原寸大のシルビア模型を設置!息子を思う父の気持ちに感動

  • ミリタリー色強めの武装ひな人形 災厄から守ってくれること間違いなし
    インターネット, おもしろ

    ミリタリー色強めの武装ひな人形 災厄から守ってくれること間違いなし

  • 「他人と被らないプラモ」オリジナルMS「ゲソ」が個性的すぎる
    インターネット, おもしろ

    「他人と被らないプラモ」オリジナルMS「ゲソ」が個性的すぎる

  • 遊戯王「召喚神エクゾディア」のプラモを純金箔仕様に!神々しさがふつくしい
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    遊戯王「召喚神エクゾディア」のプラモを純金箔仕様に!神々しくてふつくしい

  • 画像提供:HGS modelさん(@ModelHgs)
    インターネット, びっくり・驚き

    大迫力!工事現場の後ろから巨大なワンちゃんの顔!

  • 山口 弘剛‌Writer

    記事一覧

    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 31年の歴史に幕……講談社の幼児誌「げんき」が休刊を発表
    商品・物販, 経済

    31年の歴史に幕……講談社の幼児誌「げんき」が休刊を発表

  • 製造後10日以内の「できたて」シリーズにじゃがりこ初登場 セブン‐イレブンで数量限定発売
    商品・物販, 経済

    製造後10日以内の「できたて」シリーズにじゃがりこ初登場 セブン‐イレブンで数量…

  • 「えっ、獲れた!?」猫じゃらしをキャッチした瞬間の驚愕の表情
    インターネット, おもしろ

    「えっ、獲れた!?」猫じゃらしをキャッチした瞬間の驚愕の表情

  • 善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性
    インターネット, 社会・物議

    善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

  • 「クリスマスにはシャケを食え!」サモーン・シャケキスタンチン仕様の「シャケ専用グリル」が爆誕
    商品・物販, 経済

    「クリスマスにはシャケを食え!」サモーン・シャケキスタンチン仕様の「シャケ専用グ…

  • スタバ新作「ホット アップル サイダー」は温かい炭酸なのか!? 未知の領域すぎるので確かめてきた
    グルメ, 商品・サービス

    スタバ新作「ホット アップル サイダー」は温かい炭酸なのか!? 未知の領域すぎる…

  • トピックス

    1. 違和感満載のサイケな銭湯でほっこり入浴 蒲田で開催「脳汁銭湯」体験レポート

      違和感満載のサイケな銭湯でほっこり入浴 蒲田で開催「脳汁銭湯」体験レポート

      旧き良き銭湯が異次元の入浴空間に変身するイベント「脳汁銭湯」が、11月26日から12月7日まで東京・…
    2. この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      学生時代、入りたくても入れない「聖域」のような場所だった職員室。その風景を再現し、自由に探索できる展…
    3. フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造

      フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造

      SNS上には今日も、「○○が当たる!」といったプレゼント告知があふれています。いまや日常の景色と言っ…

    編集部おすすめ

    1. 誤表記

      もちづきさん、カロリーを低く表記し謝罪 読者に“チェック”呼びかけ

      漫画「ドカ食いダイスキ! もちづきさん」公式Xが11月27日夜に更新し、作品の一部でカロリーを実際よりも低く表記していたと謝罪しました。当該…
    2. ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      バーチャルタレント事務所「ホロライブプロダクション」を展開するカバー株式会社は公式Xにて11月25日、同社のバーチャル空間プロジェクト「ホロ…
    3. 善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      宮城県女川町が11月26日、公式Xで発信した「クマ出没情報」が、後に「生成AIによるフェイク画像」に基づく誤通報だったことが判明。通報者自身…
    4. エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      ロッテは自社商品の各ブランドサイトで、アレンジレシピを公開しています。その中に「パイの実」をエビチリソースと卵で炒め合わせた「チリ玉パイの実…
    5. 100tハンマー

      伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで開催

      「シティーハンター」連載開始40周年を記念した原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~」が、11月2…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト