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豪華な天ぷら御膳のミニチュアフード 本物にしか見えないクオリティにびっくり

 SNSユーザー「はらぺこ文鳥」さんが投稿した写真に写っているのは、なんとも食欲そそられる「天ぷら御膳」。しかし、添えられている手の大きさが明らかに大きいですね……あ!

 すでに多くの方がお気付きかとは思いますが、これは樹脂粘土やレジンで作られたミニチュアフード。しかしながらふろふき大根やかぼちゃの煮物、手鞠麩のお吸い物といったメニューの完成度は、どれをとっても秀逸です。

  •  普段からミニチュアフードの制作・販売を行っているはらぺこ文鳥さん。「ひとクセあるミニチュアやフェイクフードのアクセサリー」とあるように、その作風は他では見られない、思わずクスっとしてしまうユニークなものばかり。

    餃子のバッグチャーム

    文鳥のストラップ

     小学生のころ、夏休みの工作に粘土でケーキやハンバーガーを作って、注目を集めたことが原体験となり、モノ作りに目覚めたというはらぺこ文鳥さん。「こんな料理が出てきたらいいな」と新作のイメージを膨らませる中で、思い付いたのが高級料亭の天ぷら御膳だったそう。

    見れば見るほど本物そっくり

    圧巻のクオリティ

     指が写っていない写真を見ると、それはまさしく本物の天ぷら御膳そのもの。揚げたての天ぷらのサクッと音がしそうな衣や、かぼちゃの煮物のホクホクした質感、田楽味噌や揚げ出し豆腐のとろみなど、細部にまでこだわり抜かれています。眺めていると、なんだか料理を口に入れた時の音や食感まで味わえそう。

     今作は数年前に制作したもので、特に反響が大きかった作品としてX(ツイッター)に再掲した形ですが、前回以上に大きな注目が。「本当においしそう」「ミニチュアと分かっていても食べたいです」といったコメントも寄せられるなど、作品を見た多くの方の食欲を刺激したようです。

    500円玉と比較するとこの通り

     今作をきっかけに、「もっと食器にも力を入れたいと思うようになりました」というはらぺこ文鳥さん。最近ではろくろを使って本格的なミニチュア陶器を作ったりもしているのだとか。今後さらにパワーアップした天ぷら御膳が見られるかもしれませんね。

    <記事化協力>
    はらぺこ文鳥@ミニチュアフードさん(@hara_hetta0725

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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