福岡の魅力を発信する「福岡つながり応援」キャンペーンサイトの閉鎖が、運営事務局より発表されました。11月30日10時をもって閉鎖されます。
同サイトのメディア記事は生成AIを活用して作成されていましたが、内容に多くの誤情報が含まれる事態が発覚。問題視されていました。
「福岡つながり応援」キャンペーンの本体となる、「つながり応援プロジェクト」は、全国を応援する官民連携の地方創生SDGsプロジェクトとして発足したもの。過去には沖縄、山口、宮城にて、各3か月ずつ実施されています。
「福岡つながり応援」のキャンペーンも、3か月の予定で11月1日にスタート。後援には福岡市、飯塚市も名を連ねるなど、華々しいスタートを切ったかのように見えましたが、生成AIを用いて作成した記事に多くの誤情報が発覚。「実在しない祭り」や「実在しない施設」「実在しない観光地」が掲載されているとして、SNSで指摘が相次いでいました。
こうした事態を受け、「つながり応援プロジェクト」は、記事の削除、発信の一時停止を実施。11月7日にはSNS等を通じて謝罪し、今後の運営方針などを説明していましたが、結果的に今回の「キャンペーンサイトの閉鎖」という結論に至ったようです。
閉鎖発表に際し、事務局側は「福岡県の皆様、ご後援をくださった皆様、共創企業の皆様、アンバサダーの皆様、そして本キャンペーンにご参加いただいたすべての方々に、心よりお詫び申し上げます」と改めて謝罪。
今後については「皆様からの信頼を取り戻すため、今回の反省を踏まえた万全の体制で再発防止に努め、改めて福岡の発展のために応援プロジェクトを再構築してまいります」とあるため、いったんの仕切り直しを図っていく形となるようです。
<参考・引用>
福岡つながり応援キャンペーンサイト「福岡つながり応援キャンペーン終了のお知らせ」
(山口弘剛)