P&Gジャパン合同会社が、衣料用洗剤ブランド「アリエール」の新たなブランドCMシリーズを発表した。約12年ぶりの刷新となる今回のCMでは、俳優の今田美桜と山本耕史を起用し、新しくなった「アリエール ジェルボール プロ」の特長をアピールする。なお、今田と山本のCM共演は今回が初。

 新CM「アリエールVSアリエーヌ」シリーズは、2月13日から全国で放映が開始される。

 「アリエール」は、従来から掲げてきたブランドメッセージ「洗濯科学のアリエール」を現代のニーズに合わせて進化させることを目的に、CMのコンセプトを一新。新たなCMシリーズでは、洗濯に関する古い固定観念を打破し、「ありえない」を「ありえーる」に変えるというテーマを掲げている。

 新CMは「完全楽スゴ洗剤なんてアリエーヌ(洗浄)篇」と「完全楽スゴ洗剤なんてアリエーヌ(部屋干し)篇」の2種類が制作された。どちらのCMも、従来の洗濯方法ではつけ置きや予洗いが必要だと考えられていた汚れやニオイを、「アリエール ジェルボール プロ」なら1粒で簡単に落とせることを強調する内容となっている。

つけ置きや予洗いが必要だと考えられていた汚れやニオイを、「アリエール ジェルボール プロ」なら1粒で簡単に落とせることを強調

 「アリエール ジェルボール プロ」には、新たに「漂白剤つけ置きパワー」が搭載されている。P&Gが行った自社液体製品との比較実験によると、汚れの度合いにより落ち具合の程度は異なるものの、40度のお湯で30分つけ置きした場合と同等の洗浄力・消臭力を1粒で実現できたという。

 CMの舞台となるのは、洗濯の悩みを科学の力で解決する「アリエール研究所」。今田が演じたのは、情熱的で前向きな若手研究員。一方、山本は「アリエーヌ部長」として、昔ながらの洗濯の固定観念にとらわれた上司を演じた。

 「完全楽スゴ洗剤なんてアリエーヌ(洗浄)篇」では、研究室でカレーをこぼした今田が、漂白剤をもって「すぐ洗わないと漂白剤まで必要になるぞ!」と迫る山本に対し、「アリエール ジェルボール プロ」なら漂白剤なしでも汚れが落ちると主張。実験の結果、漂白剤の30分つけ置きと同じ洗浄力があることを示し、山本も驚く展開となった。

カレーを食べこぼしてしまう

比較実験のもよう

 「完全楽スゴ洗剤なんてアリエーヌ(部屋干し)篇」では、プレゼン中の今田が部屋干しでもニオイゼロを実証。漂白剤のつけ置きと同等の消臭力を見せつけられた山本が、「そっちがいい!」と驚くオチがつき、軽快なやり取りで製品の効果を強調している。

「ありえない」を「ありえーる」に

 撮影現場では、ドラマで共演経験のある今田と山本が、息の合った演技を披露。監督の「対立する二人の関係を印象的に」という演出意図を受け、初テイクからテンポの良い掛け合いを展開した。

 撮影中には、山本が変顔で笑わせようとする場面もあり、すかさず今田がツッコミを入れるなど、和やかな雰囲気に包まれた。さらに、今田がセリフを噛んだ際には、山本が「大丈夫!隣にいるよ!」と優しくフォローし、自然な笑いが現場を盛り上げたという。

 また、山本が「アリエーヌ!」と叫ぶシーンでは、監督のリクエストで裏声バージョンにもトライ。山本のコミカルな演技が加わることで、CMの世界観をより一層引き立てた。

 撮影後のインタビューで今田は「(CMキャラクターに選ばれて)素直にうれしかったです。ご一緒するのが山本さんと聞いてすごく安心だなと思い、撮影の日を楽しみにしていました」とコメント。また、自身の役柄について「洗剤といえばフレッシュなイメージなので、フレッシュに演じられたらなと思いました」と振り返った。

 一方、山本は「洗剤のCMは清潔感も求められるような気がするので、お話を頂いたことはすごくうれしいですし、これを機に心も洗われるような感じがして心機一転というか。しかも美桜ちゃんと一緒ですからね。もし僕以外と共演していたら、スネていたと思います(笑)」とユーモアを交えながら喜びを語った。

 CMの撮影について、今田は「(共演した)ドラマでの関係性にちょっと似ているなと思いました」「でも、新たな気持ちで臨めて楽しかったです」と回想。山本もドラマでの共演経験があったおかげで、息ぴったりの掛け合いができたといい、「とてもスムーズに全ての撮影を終了することができました」と語った。

 また、二人が参加して、洗浄力を実証するデモンストレーションも行われた。漂白剤に30分つけ置きした時と同様の洗浄力を発揮するかを検証。結果について、山本は「こんなに落ちるんだ」と驚きを隠せず、今田も「すごい! きれいに落ちていますね」と感嘆。油汚れにも強いことを実感し、「これは心強いです」と評価した。

 新CMは、2月13日から全国で放映されるほか、同日午前0時よりアリエールの公式YouTubeチャンネルでも公開される。

情報提供:P&Gジャパン合同会社