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ツバメノートのデザインは新年度も継続 約80年愛される意匠に「ずっと変わらないで」の声

 文具を取り扱うツバメノート株式会社が、3月25日に公式Xを更新。代表商品である大学ノートについて、社内で熟慮を重ねた結果、新年度もデザインを変更しないことを決定したと発表しました。

 実は1947年(昭和22年)から78年もの間、一度もデザインを変更したことがないツバメノート。変化しないこと自体が朗報と呼べる声明に、9万件以上のいいねと共に「ずっと変わらないで」といった声が相次いでいます。

  •  ツバメノートと言えば、落ち着きのあるアイボリーカラーで、重厚感を感じる表紙デザインが大きな特徴のひとつ。学生時代に一度は使ったことがあるという方も多いと思いますが、まさか80年近くもデザインが変わっていないことには、ただただ驚き。現代においては、むしろ格調高いデザインとして評価されているとのこと。

     使用紙は書きやすく、にじまないフールス紙を使用。製本も丈夫な糸綴じを採用しており、日本を代表するクラシックノートとして世界の高級ノートに比肩できるものと認められ、かの黒澤明監督や、ファッションデザイナーのアニエス・ベー氏も愛用したことで知られています。

    約80年、デザインが変わらないツバメノート

     そんなツバメノートですから、同じであり続けることに価値があるのも納得。あらゆるコトやモノが急速に進化し、常に変化が求め続けられる現代において、きわめて稀な事例であると言えるのではないでしょうか。

     多くの方からのコメントにもあるように、叶うものならばこれからもずっと同じ意匠を採用し続けてほしいものですね。定番のツバメノートB5サイズは260円(税別)。新年度もきっと多くの方に愛用されることでしょう。

    <参考・引用>
    ツバメノート株式会社 公式(@TSUBAME__NOTE
    ツバメノート株式会社公式HP

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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