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制作者は高校生 小さくてもパワフルな消しゴム型モバイルバッテリー

 外出時のスマートフォンの充電に、携帯しておくと便利なモバイルバッテリー。しかし、モノによってはサイズが大きくかさばったり、重たかったりと、持ち運びしにくいものも。これでは本末転倒ですよね。

 そんなモバイルバッテリー界に新提案?Xユーザー「高校生の電子工作日記」さん(以下、投稿主さん)が投稿したのは、なんと消しゴム型のモバイルバッテリー。大きさはもとより、重量も約27gと超コンパクトなんです。実在の消しゴムをイメージした見た目もGOOD。

  •  投稿主さんはそのハンドルネームの通り現役の高校生。電子工作が好きで、普段からArduinoや3Dプリンターを用いた作品を制作、SNSで公開しており、電子機器のリモコンやIoT温室度計など、身の回りの生活を豊かにする作品を多く手掛けています。

     そんな投稿主さんが今回モバイルバッテリーを制作したのも、自分が欲しいと思ったことがきっかけ。外出時に重いモバイルバッテリーを持ち歩くのが嫌で、容量は少なくてもいいのでコンパクトなものが欲しいと考えていたところ、以前制作したラジコン用のバッテリーが余っていた為、これを流用して作ってみることにしました。

    制作中の様子

     そして次に考えたのがデザイン。バッテリーとして形が適していて、なおかつ誰もが持っている馴染み深いもので考えたところ、閃いたのが消しゴムでした。部品に本物の消しゴムも使用しているため、実際に文字を消せる点もこの作品のユニークな点です。

    実際の使い心地も大変良かったとのこと

     肝心の使い心地についても、持ち運びが容易であることはもちろん、充電スピードも既製品と変わりなく、ストレスなく使えた模様。「使う用途によって容量を選べるように、もっと大きいものや小さいものも作りたいと思いました」と、早くも次回作の構想も出てきたようです。

     「将来は最先端で便利なものの開発に携わるエンジニアになりたい」と、投稿主さん。いつか世界をアッと驚かせる発明品を作って、世の中をもっと便利にしてくれる日が来るかもしれませんね。

    <記事化協力>
    高校生の電子工作日記さん(@hdiv6xeWxcLUS51

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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