配信サイトを停止していた電子書籍サービス「マンガ図書館Z」。再始動に向け行っていたクラウドファンディングプロジェクトの目標達成を受け、サイト再開予定日が4月25日正午に決定したことが公式Xで発表されました。

 「マンガ図書館Z」は、既に絶版となった漫画を作家の許諾を得たうえで電子書籍化、無料公開し、その作者に広告収益を還元するという事業内容のインターネット配信サービス。

 違法アップロードサイトとは全く異なる、作家の利益を守る体制づくりに取り組んでいましたが、2024年10月、加盟店契約している決済代行会社から「アダルトコンテンツの取り扱い」を理由として、突如として契約解除を言い渡され、作家への収益還元、及び運営が困難となったことから、その翌月よりサイトを停止していました。

 それからおよそ2か月の期間を経て、サイト再開に向けたクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ。300万円という高い目標ながら、開始からおよそ1日で達成し、再始動へ向け大きく前進。再開の日取りを4月末としていましたが、この度正式に決定したかたちとなりました。

900万円を超える支援が寄せられた「マンガ図書館Z」

 公式Xへの投稿では、サイトの再開日の案内と共に「皆様の多大なる応援でサイト再開が実現することとなりました。ありがとうございました!サイト再開まで、そして再開後も引き続きよろしくお願いいたします」と、感謝の気持ちが綴られています。

 クラウドファンディングの終了日は3月31日。記事執筆時点では920万円もの支援が寄せられており、現在はストレッチゴール達成に向けた取り組みが進行中です。

<参考・引用>
帰ってくるマンガ図書館Z(@Manga_Z_
MotionGallery「『マンガ図書館Zは帰って来る!』サイト再始動プロジェクト

(山口弘剛)