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マクセル「UD」シリーズのカセットテープが令和に復活 懐かしのデザイン採用

 かつて日立マクセル(現・電響社)が製造・販売していたカセットテープ「UD」シリーズ。そのデザインをオマージュした新作カセットテープ「UD-60A」が、令和の時代に復活します。

 5月26日に、電響社の直営ECサイトにて数量限定発売され、価格はオープン。

  •  「UD」は、マクセルを代表するカセットテープシリーズのひとつ。初代モデルは1970年6月、「ULTRA DYNAMIC(UD)」の名称で音楽用に販売が開始されました。カセットテープ全盛期の1970~80年代にかけて、多くの支持を集めた商品です。

     今回の復活には、近年のレトロブームに加え、国内外のアーティストによるカセットでの音楽リリースなど、再び注目が高まっている背景があります。カセットテープ自体が「ファッションの一部」としてとらえられるようになっている点も、人気の理由といえそうです。

     新たに登場する「UD-60A」には、UDシリーズの意匠が反映されており、テープの磁気パターンをイメージした縦模様のデザインが採用されています。もちろん本体には音楽専用の磁性体が使用されており、音質や性能面でも高い仕上がりとなっています。

    テープの磁気パターンをイメージしたタテ模様を採⽤

     電響社はこの商品について、「長年愛されるマクセルブランドのカセットテープを開発・販売することで、新たにカセットテープに興味を持ち始めた方々にも、その魅力と価値を伝え、ともに楽しむ活動を展開し、カセットテープ文化の一端を担っていきます」とコメントしています。

     また、カセット文化の第一線で活動を続ける「CASSETTE EXPRESS」運営の遠藤剛正氏も、「こだわりのテープに、オリジナルの選曲でドライブ用のカセットテープを作っていた方も多いのではないかと思います。カセットテープを1960年代から継続して販売しているマクセルブランドの今後に期待しています」と語っています。

     「UD-60A」は、まず電響社の直営ECサイトで先行販売されたのち、順次特定の販売チャネルを通じて展開される予定。収録時間は60分です。

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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