おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

斬新すぎるオムアート アニメや企業のロゴをケチャップで再現

 家で作るオムレツやオムライスの仕上げに、ケチャップで好きな文字等を書くことは醍醐味のひとつですが、そこにアニメや企業のロゴを書いて注目を集めているのは、Xユーザー・マークさん。

 「怪盗セイントテール」や「エスパー魔美」といった懐かしのアニメを選ぶセンスの良さはもちろんのこと、タイトルロゴならではの独特のフォントを完全再現しています。これはもはやアートと呼べる領域に昇華しているのではないでしょうか。

  •  マークさんがこのオムアートに取り組みだしたのは、2~3年前のこと。SNSでオムライスにメッセージを書いているのを見て、「自分にも出来るかな」と思ったのがきっかけだったそう。

     割と手先が器用だという自負もあり、実際にやってみたところ上手くいったことから、以来食事を薄焼き卵で包む際は時折書いて、SNSにアップしているようです。懐かしのアニメを選んでいるのは、マークさんと妻がお互いに同世代であり、最近アニメを見直しているから、とのことでした。

    マークさんが作ったオムアート

     それにしても、特殊な字体を完全再現している、マークさんの腕前には驚き。後日、制作のようすをおさめた動画を投稿していますが、対象のロゴを見ながらフリーハンドで仕上げていく様子はまるで機械のように正確で、投稿の返信欄には「人間3Dプリンター」なんて声も寄せられています。

    制作中の動画も公開されています

     特に「エスパー魔美」は文字が詰まったデザインであることから制作が難航したようで、20分ほどかかってしまったもよう。

     先の細い詰め替えボトルを使う、フライパンでちょうどいい硬さに煮詰める、といったいくつかのコツを教わりましたが、「出来上がった頃にはどうあっても冷めているので、普通に食べたほうがおいしいです」と、一貫してあまりおすすめは出来ないといったようすでした。

    マークさんが作ったオムアート

     普段は自営業として、レザークラフトや刺繍製品の販売を行っているというマークさん。BOOTHにオープンしている「幕ノ内商会」では、麻雀牌やオーディオケーブルといった、ニッチなアイテムをモチーフにしたアパレルアイテムを取り揃えています。

    マークさんは自営業でアパレルアイテムを販売中

     そんなマークさんだからこそ、作り得たアート作品と言えるのかも。食事が冷めてしまうことだけが難点ですが、これに懲りずこれからも様々なオムアートにチャレンジしてほしいところです。

    <記事化協力>
    マークさん(@makunouchi4mark

    (山口弘剛)

    あわせて読みたい関連記事
  • 見える見える……木目に現れた“ひろゆき”に本人も反応「気付いてしまいましたか」
    インターネット, おもしろ

    見える見える……木目に現れた“ひろゆき”に本人も反応「気付いてしまいましたか」

  • 「見ざる・言わざる・聞かざる」を物理的に再現!1人で3猿をこなせるマスク
    インターネット, おもしろ

    「見ざる・言わざる・聞かざる」を物理的に再現!1人で3猿をこなせるマスク

  • OVA「イリヤの空、UFOの夏」がYouTubeで全話配信!第1話は6月24日“UFOの日”20時から
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    「6月24日は全世界的にUFOの日だ」 OVA「イリヤの空、UFOの夏」がYou…

  • もしも「食べられるガラス」があったら? アクリル製のリアルな“試作品”
    インターネット, びっくり・驚き

    もしも「食べられるガラス」があったら? リアルな“試作品”を美大生が製作

  • 数式を組むとシーラカンスが浮かび上がる?実在しない「シーラ関数」が話題
    インターネット, おもしろ

    数式を組むとシーラカンスが浮かび上がる?実在しない「シーラ関数」が話題

  • ルフィにフリーレン……もしアニメキャラがマックに寄ったら?米マクドナルドがネタ連投
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    ルフィにフリーレン……もしアニメキャラがマックに寄ったら?米マクドナルドがネタ連…

  • わーおしゃれなTシャツ……かと思いきや?夫が繰り出した斜め上の愛情表現
    インターネット, おもしろ

    わーおしゃれなTシャツ……かと思いきや?夫が繰り出した斜め上の愛情表現

  • 万博に「ポケットカメラ」持参 ミャクミャク像を撮影した一枚がノスタルジーあふれる仕上がりに
    ゲーム, ニュース・話題

    万博に「ポケットカメラ」持参 ミャクミャク像を撮影した一枚がノスタルジーあふれる…

  • マクセル「UD」シリーズのカセットテープが令和に復活 懐かしのデザイン採用
    商品・物販, 経済

    マクセル「UD」シリーズのカセットテープが令和に復活 懐かしのデザイン採用

  • アスキーアートは手打ちで作れる!?まさかの方法で生み出される「モナー」
    インターネット, おもしろ

    アスキーアートは手打ちで作れる!?まさかの方法で生み出される「モナー」

  • 山口 弘剛‌Writer

    記事一覧

    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 「スコープドッグのゴミ箱」爆誕 100均素材で再現された「錆びたAT」
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「スコープドッグのゴミ箱」爆誕 100均素材で再現された「錆びたAT」

  • 「おしえて!ギャル子ちゃん」が約4年ぶりに連載再開 ComicWalker内「アパンダ」にて第116話公開
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「おしえて!ギャル子ちゃん」が約4年ぶりに連載再開 ComicWalker内「ア…

  • 「記録消去者即抹殺」25年前のメモリーカードに貼られた警告ラベルが不穏すぎる
    ゲーム, ニュース・話題

    「記録消去者即抹殺」25年前のメモリーカードに貼られた警告ラベルが不穏すぎる

  • 甘い囁きが筒抜けに……AI“彼女”アプリで個人データ漏洩 40万人分の会話・画像が外部公開状態に
    インターネット, 社会・物議

    甘い囁きが筒抜けに……AI“彼女”アプリで個人データ漏洩 40万人分の会話・画像…

  • サッカーブラジル代表、まさかの逆転負けでX更新ストップ 最後の投稿は「選手交代」
    インターネット, びっくり・驚き

    サッカーブラジル代表、まさかの逆転負けでX更新ストップ 最後の投稿は「選手交代」…

  • ローソン、店頭でリチウムイオン電池内蔵製品の回収を開始 守谷市・神戸市の4店舗で実証事業
    企業・サービス, 経済

    ローソン、リチウムイオン電池の回収を開始 守谷・神戸の4店舗で実施

  • トピックス

    1. 【実食】コメダ珈琲店の「ドデカメンチバーガー」は名前に偽りなし バンズからはみ出す“肉の暴力”

      【実食】コメダ珈琲店の「ドデカメンチバーガー」は名前に偽りなし バンズからはみ出す“肉の暴力”

      コメダ珈琲店は10月16日から「ドデカメンチバーガー」と「ドデカチーズメンチバーガー」の2種類のバー…
    2. 自宅に“機内”を再現!「飛行機オタク」が作り上げた最高の趣味部屋

      自宅に“機内”を再現!「飛行機オタク」が作り上げた最高の趣味部屋

      趣味を持つ人なら憧れる、好きなもので埋め尽くされた趣味専用の部屋。本、ゲーム、楽器、絵画、彫刻など自…
    3. 藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      プロの声楽家として活動する傍ら、1時間1000円から自分の時間を「レンタル」している男性。キャリア豊…

    編集部おすすめ

    1. 鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

      鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

      三重県の鳥羽水族館は10月15日、人気配信「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」の映像内容を一部変更すると発表しました。今後は、給餌の際などに…
    2. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    3. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    4. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    5. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト