おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

当時の記憶もよみがえる…… 山で30年前のファンタの缶を発見!

 多くの人が「懐かしい!」とテンションを上げる写真がX上で注目を集めています。写真に写っていたのは350ml缶の「ファンタ グレープ」。しかも約30年前のもの!

 発見したのは中学生の頃から懐かしいジュースの瓶や缶を収集しているme_young_sitterさん。「山に転がっていたとは思えないほど綺麗」と感動しています。

  •  普段から山で拾った懐かしのジュース瓶や缶を中心に、昭和レトロな話題を投稿しているというme_young_sitterさん。今回も山に登って見つけたのは、懐かしい「ファンタ グレープ」の空き缶。

     現在のデザインよりも淡い紫色をしていて、「無果汁」(現在は果汁1%)の文字も。これにはme_young_sitterさんも、「このデザインの頃のファンタを一番よく飲んだなぁ」と、感慨深い様子です。このように当時の思い出がよみがえってくるところも、良さなのかもしれないですね。

    30年前のファンタグレープの空き缶

    ■ 1500本を収集!

    ―― 懐かしいジュースの瓶や缶の収集を始めた理由を教えてください。

     中学生の頃、実家の隣と向かいが古い商店で、脇に古いジュース瓶が放置されたままになっていました。そのうちのいくつかを貰って、部屋に飾り始めたのがきっかけです。

     古い瓶ならではのレトロ感や、ペプシやセブンアップなど50年代のアメリカのバタ臭さを残したデザインが気に入っていました。

    ―― 環境が整っていたんですね。懐かしのジュース瓶や缶の魅力を教えてください。

     デザインはもちろん、様々なブランドが売上を伸ばそうと試行錯誤してきた結果が見え隠れするところでしょうか。有名ブランドにデザインや名前を似せたり、中小メーカーが集まって大手に対抗したりしているところです。

    ―― 収集した瓶や缶は何本くらいあるのでしょうか?

     細かくは数えていないのですが、ざっと1500本程度でしょうか。ほとんどが瓶で、何か所かに分けて保管しています。

    自宅にある収集した瓶や缶

    自宅にある1500本の瓶や缶

    ―― 1500本!?凄い……。普段は瓶や缶を拾うためにどれくらいの頻度で山に登っているのでしょうか?

     季節にもよりますが、月に1度程度でしょうか。登る山は毎回違いますが、珍しい瓶が多く出る山は何度も足を運ぶこともあります。

    ―― 今回のファンタ缶は、いつ拾ったのでしょうか?また、こんなに綺麗な理由がわかればおしえてください。

     拾ったのは2024年の7月です。なぜこんなに綺麗なのかは私もわかりませんが、「草木の陰でうまく日光(紫外線)を避けられた」、「土に埋まらずに分解が進まなかった」、「水はけが良く、湿気が少なかった」、「人が立ち入らない場所で、誰も触れなかった」などが理由でしょうか。

    * * * * *

     約30年前の空き缶が野ざらしになっていたにもかかわらず、様々な条件が重なって綺麗なまま見つかったようですね。今回の投稿は筆者も学生時代に友人たちとジュースを飲んだ記憶がよみがえってくる素敵な投稿でした。

    <記事化協力>
    me_young_sitter/ジュース瓶研究さん(@me_young_sitter

    (佐藤圭亮)

    あわせて読みたい関連記事
  • 実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間
    インターネット, びっくり・驚き

    実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

  • 万博に「ポケットカメラ」持参 ミャクミャク像を撮影した一枚がノスタルジーあふれる仕上がりに
    ゲーム, ニュース・話題

    万博に「ポケットカメラ」持参 ミャクミャク像を撮影した一枚がノスタルジーあふれる…

  • マクセル「UD」シリーズのカセットテープが令和に復活 懐かしのデザイン採用
    商品・物販, 経済

    マクセル「UD」シリーズのカセットテープが令和に復活 懐かしのデザイン採用

  • 懐かしの給食メニューを完全再現 「平成こじらせ部屋」のYouTube企画がすごい
    インターネット, おもしろ

    懐かしの給食メニューを完全再現 「平成こじらせ部屋」のYouTube企画がすごい…

  • 斬新すぎるオムアート アニメや企業のロゴをケチャップで再現
    インターネット, びっくり・驚き

    斬新すぎるオムアート アニメや企業のロゴをケチャップで再現

  • 画像提供:たまもさん(@TamamofuFox)
    インターネット, おもしろ

    「霧ヶ峰」コレクターの趣味部屋がすごい 歴代90台ずらり

  • 「ミンキーモモ」のミンキーステッキが大人向けなりきり玩具に 本格仕様で変身シーンも再現可能
    アニメ/マンガ, 商品・グッズ

    「ミンキーモモ」のミンキーステッキが大人向けなりきり玩具に 本格仕様で変身シーン…

  • 「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」の昭和レトロエリア「新玉川テラス」
    企業・サービス, 経済

    埼玉の温泉施設に「昭和レトロ」テラスがオープン ”タイムスリップ”な写真撮影が可…

  • 画像提供:山椒魚ザクさん(@takeshi501xx)
    インターネット, おもしろ

    「子供部屋おじさん」ってこういうのじゃないんだ…… 玩具コレクション1万点以上あ…

  • まるで昔のおもちゃ屋さん!あの頃の夢が詰まった「子ども部屋」がステキすぎる
    インターネット, おもしろ

    まるで昔のおもちゃ屋さん!あの頃の夢が詰まった「子ども部屋」がステキすぎる

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

  • 松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み
    エンタメ, 芸能人

    松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み…

  • 悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

  • 11月17日からの平日限定で、「かっぱの挑戦 感謝祭」をスタート
    イベント・キャンペーン, 経済

    かっぱ寿司、おにぎりとかけうどんが平日限定で各82円に 「かっぱの挑戦 感謝祭」…

  • 「ウォーキング・デッド」特化オークションが初開催 総額3億円超の落札集まる
    エンタメ, 映画

    「ウォーキング・デッド」特化オークションが初開催 総額3億円超の落札集まる

  • ヤマト運輸、「当日配送サービス」開始 同一都道府県内運賃も新設
    企業・サービス, 経済

    ヤマト運輸、「当日配送サービス」開始 同一都道府県内運賃も新設

  • トピックス

    1. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…
    2. アカウント1の投稿

      【前編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ある日の調査作業の過程で、SNS「X」上において、急成長中の越境EC大手「Temu」のサポート担当を…
    3. Shuffle Town

      キーボードを叩くと家が出現!文書に「町」を作るフォント「Shuffle Town」が面白い

      手書き風の文字だったり、ホラー風の文字だったり、一風変わった文字を簡単に使用することができるデジタル…

    編集部おすすめ

    1. 「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

      「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

      小学館「週刊少年サンデー」で連載中の漫画「シテの花 -能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」の作者・壱原ちぐささんが11月18日18時、新たな投稿を…
    2. 松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み

      松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み

      俳優の松山ケンイチさんが11月17日、自身のXアカウント「松山ケンイチ(@K_Matsuyama2023)」でユーモア企画「誰も傷つけない悪…
    3. 悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

      悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

      小学館「週刊少年サンデー」で連載中の漫画「シテの花 -能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」の作者・壱原ちぐささんが11月17日、作品の掲載順に関す…
    4. 今年もやってきた“本番環境の事故録” Qiitaの「やらかしアドベントカレンダー2025」開幕

      本番環境などでの失敗談が集結 Qiitaの「やらかしアドベントカレンダー2025」開幕

      稼働中のサーバーでの作業ミスによるトラブルの顛末をつづる「本番環境などでやらかしちゃった人 Advent Calendar 2025」が12…
    5. 床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      頭をぐりぐり動かしながら、床の上を滑っていく1匹のワンちゃん。飼い主さんが「モップ機能つき生ルンバ」と呼ぶビションフリーゼ・せとくんの動画が…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト