永谷園は、お茶漬け商品で実施していた「東海道五拾三次カード」の封入を、2025年12月末の生産をもって終了すると10月28日に発表しました。
「東海道五拾三次カード」は、永谷園がかつて手作業をメインにお茶漬け商品を製造していた時代に、検査確認済みを示すために封入していた「検印紙」を、有効活用する目的で始まった企画です。
日本の文化・芸術の普及を手助けする目的で、同社は伝統的・芸術的価値の高い絵画を検印紙に印刷する取り組みを開始。応募券を集めると1セットが当たるキャンペーンも反響を呼び、同社の名物企画となっていました。
1997年に一度、カードの封入やキャンペーンが休止されたものの、その後、日本のさまざまな文化が国内外を問わず注目されるようになったのをきっかけに「日本文化を身近なところから実感してほしい」という思いで企画が復活。2016年11月から「東海道五拾三次」がデザインされたカードが、お茶漬け商品に封入されることとなりました。
カード封入企画の終了について永谷園は「ひとつの節目」としつつも、「文化を味わう時間」を提供するという思いはこれからも変わらないとのこと。その思いを新しい形で次の時代につなぐための準備を進めている、としています。
なお現在実施されている「東海道五拾三次カードフルセットキャンペーン」は、応募期間として設定されている2026年8月31日まで継続されます。






























