グラミー賞受賞アーティストのサブリナ・カーペンターさんが最新アルバム「マンズ・ベスト・フレンド」の日本盤をリリースしたことを記念し、渋谷モディ1階にて、作品の世界観に浸れる展示が開催されます。
開催初日の10日に行われた、お笑い芸人のヒコロヒーさん、ぱーてぃーちゃんさんが登壇するオープニングイベントに参加してきたその模様をレポートします。
■ “サブリナ風”の衣装に身を包んでステージに登場したヒコロヒー&ぱーてぃーちゃん
2025年2月に開催された第67回グラミー賞において、2部門で受賞を果たしたサブリナ・カーペンターさん。女優、ファッション・アイコンとしても世界中で注目を集め、多くのファンを魅了しています。
そんなサブリナさんの通算7作目のアルバムとなる「マンズ・ベスト・フレンド」の日本盤が、10月31日にリリースされたのを記念して、12月10日から14日までの5日間、作品の世界観に浸ることができる展示が開催されます。
開催に先立って行われたオープニングイベントにはサブリナさんの大ファンだというお笑い芸人のヒコロヒーさん、アルバム名が「マンズ・ベスト・フレンド」であることにちなんでお笑いトリオぱーてぃーちゃんのすがちゃん“最高”No.1さん、さらにコンビ結成前から“ベスト・フレンド”だという、同じくぱーてぃーちゃんの金子きょんちぃさん、信子さんがゲストとして登場しました。
普段テレビなどで見る姿とは、少し違った装いでカメラの前に現れた4人。ヒコロヒーさんはサブリナさんをイメージしたライト・ブルーの衣装、ぱーてぃーちゃんの3人は上下白の衣装をまとい、きょんちぃさんと信子さんはサブリナさんを彷彿させる金のウィッグを着けていました。
ビジュアルをサブリナ風に仕上げてきた4人に、MCはまず彼女の魅力について質問しました。
最初に振られたヒコロヒーさんは少し悩んだ末に「やっぱ楽曲じゃないですかね」と回答。
あけすけでありながらもユーモラスで皮肉っぽい歌詞が、今の時代にフィットしてるんじゃないか、と語りました。またビジュアル面にも言及し「あと可愛らしいでしょう?可愛らしいのよ」としみじみ話せば、すがちゃん最高No.1さんから「西のおばちゃんすぎます」とツッコミを入れられる一幕も。
続いて振られた信子さんは「今日は『ノブリナ』と呼んでもらってもよろしいでしょうか?」と前置きした上で、自身が洋楽について「ちょっと歌詞がわかんないのが苦手」だったことを明かしました。
しかしサブリナさんのPVは「すごい可愛くって。なんか一個の映画見てるみたいな感覚になれるところから入ったんで、そのトータルが楽しめるというか」と話し、音、歌詞、映像と様々な角度から楽しめるのが魅力だと語りました。
きょんちぃさんには、少し角度を変えて「もしサブリナさんが来日したとして、どこかに連れて行けるとするならば、どこに行きます?」という質問が。
きょんちぃさんは「私結構元カレとかがクズめな人が多い」と切り出し、「元カレに会わせて叩きのめしていってほしい」と回答。すがちゃん最高No.1さんからは「わざわざ日本に来て?」という疑問が入りましたが、きょんちぃさんは「すいませんけど、お手伝いしていただきたいです」と続け、ヒコロヒーさんからも「いいですねえ」と賛同の声が出ていました。
元日向坂46の齊藤京子さんとのユニット「キョコロヒー」で、CDデビューも果たしているヒコロヒーさん。そのことにちなんでMCから「サブリナさんとコラボするならどんなテーマ・ジャンルを一緒に歌いたいか」と問いかけられました。
「見たことないヒコ様見たいっすね」と信子さんに期待されるなか、ヒコロヒーさんは「私の最も好きなもの」をモチーフにしたいとコメント。アーティストとしてはもちろんサブリナさんを挙げつつ、もう1つの好きなものとして挙げたのは「麻雀」。
麻雀をモチーフに「ウーイーソウ、ウーリャンピンとかいっぱい言って」と歌詞のイメージを明かせば、信子さんからは「ヒコ様すぎますって!」とツッコミが飛び出していました。
■ 「たまらんねえ」ヒコロヒーが明かした“好きな男性”の条件
質問コーナーに続いては、今回のアルバム「マンズ・ベスト・フレンド」に収録されている曲の歌詞にちなんだ、「マイベスト・共感ソング」のコーナーへ。
「わかる!」と「う〜ん」の2つが書かれた札を手にした4人が、楽曲の歌詞に「ベスト」な共感できるか否かを、札上げ形式で回答しました。
1曲目の歌詞は「Manchild」に登場する「マンチャイルド(幼稚な人)なんでいつもこっちへ来るの?最悪か弱い私のことは放っておいてくれない?」というもの。
これにはヒコロヒーさんと信子さんが「わかる!」、すがちゃん最高No.1さんときょんちぃさんが「う〜ん」と答える結果に。
共感できなかった理由についてきょんちぃさんは「私は放っておいてくれないなんて絶対に思わない」とし、ずっと構っていて欲しい願望があることを告白しました。
同じく「う〜ん」だったすがちゃん最高No.1さんは、女性目線で近寄ってくる幼稚な男性への不満を表現している歌詞に着目し「僕はあの、やっぱ女性側が僕の方に吸い付けられる側なんで……」と理由を説明。しかし慣れない言い回しのせいでしどろもどろになっていると、すかさず信子さんから「あんたって本当“Manchild”ね」という鋭い指摘を受けてしまう結果に。
2曲目は「Tears」に登場する「ちょっとした気配りがすごく大事」「IKEAの椅子を組み立ててくれるだけでドキドキしちゃう」という歌詞。パートナーとの間の気配りをテーマにした歌詞には、4人全員が「わかる!」の札を上げ、満場一致で共感となりました。
最後は「When Did You Get Hot」の「いつの間に素敵になったの? 突然1日中見つめていたい人になった」という歌詞で、これにはきょんちぃさん以外の3人が「わかる!」の札をあげました。
「わかる!」を上げたヒコロヒーさんは、相手の雰囲気に苦労、仕事の忙しさ、傷つきなどを感じると「あ、なんかいい男になったね」と思うことがあるそう。
理由を聞いた信子さんから「ヒコ様、ボロボロの男が好きなんですか?」と尋ねられると、ノータイムで「ボロボロの男はたまらんねぇ」と返していました。
■ きょんちぃVS信子 2人の“サブリナっぽいポーズ”に「サービス精神が……」
クイズコーナーのあとは、きょんちぃさんと信子さんによる「どっちの方がサブリナっぽい? サブリナ・ベスト・ポージング対決」が行われることに。
対決は、共感クイズにも登場した「Tears」の楽曲にあわせ、ステージ中央に置かれたディレクターズチェアと犬のぬいぐるみを使って2人がサブリナっぽいポージングをするというもの。
先行の信子さんは椅子を優雅な足取りで回った後、正面でセクシーな開脚ポーズを披露。
台湾出身のタレント・インリン(旧:インリン・オブ・ジョイトイ)さんを彷彿させる姿に、すがちゃん最高No.1さんからは「ノブジョイトイすぎる」というツッコミが。一方でヒコロヒーさんは「まあでもそのぐらいセクシーやからね、サブリナちゃんも」と評価するコメントしていました。
後攻のきょんちぃさんはゆっくりと椅子の周囲を回ったあと、犬のぬいぐるみにそっとタッチ。ヒコロヒーさんから「何してたの?」という疑問が飛び出すほど、信子さんとは打って変わって大人しすぎるポーズでした。
それについてきょんちぃさんは「(衣装の)後ろをアンピン(安全ピン)で止めてまして……さっき動きすぎてバチーンやったんすよ。だからあまり動きすぎるなと言われて」と、いつもと違う衣装だからこその弊害があったことを告白していました。
果たして2人のどちらがよりサブリナさんらしいポーズだったのか。判定を任されたヒコロヒーさんは悩んだ末に信子さんを選択。「どっちもキュートだったんですが……まあ、セクシーさが乗ってたかな」「サービス精神がありました」と、やや言葉を選びながら理由を述べていました。
続いてはクリスマスが間近に迫っていることにちなみ、4人がそれぞれクリスマスについて語りました。
ヒコロヒーさんが「もう朝から晩まで仕事です」、信子さんが「なんか食べに行きたいなとは思うんすけど……まあでもわかんないっすね」と今年のクリスマスに言及する中、きょんちぃさんは元カレとのエピソードを披露。
クリスマスの夜に彼氏と喧嘩して家を出ていかれ、そのまま破局したという、ある意味で忘れられない夜を明かしました。
きょんちぃさんのエピソードを受けて、MCから「『こんなベストなクリスマスもあるのよ』っていうのちょっと教えてほしいんですが」と振られたヒコロヒーさん。
「理想ですよ?」と前置いて「仕事して、まあ3時ぐらいに仕事が終わればいいですね。で、上野か何かで飲んで。そのまま上野の雀荘に行って、ずっと麻雀やって、閉店までやって……」というプランを披露。最終的にはアルバム名「マンズ・ベスト・フレンド」にかけて「マンズで上がらせていただこうかな」と語りました。
またクリスマスプレゼントの話題になると、すがちゃん最高No.1さんが貧しかった幼少期を回顧。1度だけ親からフィギュアを買ってもらったことがあるそうで、家族が解散したタイミングでプレゼントもなくなったものの「また買ってもらえたら嬉しいなと思いますね」と話しました。
その話を受けて信子さんが「親いないんだから、今の家族のうちらがあげないと」と言えば、一連のやり取りを聞いていたヒコロヒーさんからは「ワシ泣きそうになった」というコメントも出ました。
■ 及川光博に憧れライブ開催も……すがちゃん最高No.1が後輩から受けた厳しい一言
続いては、4人が2025年に「やっちゃったな」と思うような、ワーストな出来事を告白するコーナー。
事前に用意してきたフリップを一斉にオープンすると、ヒコロヒーさんが「多分まちがえたよな」、きょんちぃさんが「早起き」、すがちゃん最高No.1さんが「ミッチーに憧れて」、信子さんが「真人間すぎ!!」とそれぞれ書いていました。
きょんちぃさんの「早起き」は一見すると良い行いのように思えますが「早起きをすると時間が余って、無駄なことをめちゃめちゃして、結局仕事ギリになる」と、早起きがただ睡眠時間を削るだけになってしまい、失敗したとのことでした。
信子さんの「真人間すぎ!!」は、仕事の幅が広がった反面「あれ?なんかあんまり弾けてないぞ、うちみたいな。大人の目気にしてね?と思って」と、かえってらしさが出せなくなってきたことから書いたもの。
「もう来年、2026年からは敬語を一切使わず、ジジイにジジイと言い、もう最悪テレビ前で脱ぎます」と力強く意気込みを語り、すがちゃん最高No.1さんから「うわぁ、リスキーだねえ」とツッコまれていました。
ヒコロヒーさんは「多分まちがえたよな」の回答について、タクシーに乗った際に運転手と並走していたバイカーが口論になったエピソードを披露。
口論の最中にバイカーがスマホでタクシー車内の撮影を始め、後部座席にいたヒコロヒーさんにもカメラが向くという展開に。そこで「こう職業病なんですかね」と思わずピースをしてしまったと話し、ぱーてぃーちゃんの3人から「違う違う」「ダメダメ」と指摘されていました。
最後、「ミッチーに憧れて」と書いたすがちゃん最高No.1さんが明かしたのは、憧れの人である及川光博さんにまつわるエピソードです。
本人から「僕とすがちゃんてやっぱちょっと似てるよね」「芸風似てるとこあるよね」と言われたことをきっかけに、オリジナルソングのライブをすることにしたすがちゃん最高No.1さん。しかし見に来た後輩に感想を聞いたところ「知らない曲でしたけど、全部音程が外れてました」と厳しい評価を受けてしまったことを明かしていました。
最後はサブリナ・カーペンターさんをあまり知らないという方に向け、信子さんとヒコロヒーさんがそれぞれメッセージを送りました。
信子さんは「うちみたいに洋楽わかんない人も、まあもちろんいると思うんですけど、これで歌詞調べるとまた楽しいんすよ」「全世界で女子が思ってる『あるある』とかが入ってたりとかするんで。とりあえず歌詞調べてみることから始めるのもいいかなとか。あとPVも可愛いしね」とコメント。
ヒコロヒーさんは「今のこの時代を象徴するようなもうポップアイコンになってると思うので。あの、もうとにかく可愛いです」とビジュアル面に言及しつつ、共感度が高く深堀りたくなる歌詞の魅力にも改めて言及。また楽曲についても「私はもう本当メロディーラインがすごく面白いなと思います」とし、イベントを締めくくりました。
今回の展示は、渋谷モディ1階の店頭プラザにて、12月10日から14日までの5日間限定で開催。
会場にはアルバムのアートワークなどを使ったパネルや、サブリナさんと同じポーズで撮影ができるフォトスポットが用意されているほか、ミュージックビデオやリリック・ビデオの放映も。
アルバム「マンズ・ベスト・フレンド」の世界観に浸ることができる内容となっています。
取材協力:ユニバーサル ミュージック合同会社
(ヨシクラミク)
































































