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伝統と未来をつなぐ工芸展が中東バーレーンで大盛況! 「From Hand to Hand ~100-Years-New Craft」展 開催レポート

update:
   
ツナガル株式会社
「生活の道具」として親しまれる日本の工芸が中東で大好評!1万6千人以上が来場した工芸展をレポート



「繋がりの力で、日本のプレゼンスを上げる」をコアバリューとするツナガル株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:金岡毅)は、2025年2月28日から4月6までの約1か月間、バーレーンで開催された「From Hand to Hand ~100-Years-New Craft」を広報面で支援しております。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15802/101/15802-101-e1cefab5efb0fcd77751a65851235b89-963x612.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(写真提供:写真家Ishaq Madan氏, From Hand to Hand ~100-Years-New Craft開催事務局)

From Hand to Hand ~100-Years-New Craft開催概要
開催日時:2025年2月28日から4月6日(3月28日までの予定を延長)
開催場所:バーレーン国立博物館
企画・コーディネート:鈴木英恵、ブドア・スティール
レポート・通訳:吉澤朋

日本の伝統工芸を“アート”や“デザイン”の枠にとらわれず、「生活の道具」として紹介する本展には、最終的に16,747人が来場し、会期も延長されるほどの注目を集めました。
URL: https://www.bahrain.com/en/from-hand-to-hand-100-years-new-craft-exhibition-event

出展作家及び工房
朝日焼 十六世窯元 松林豊斎            開化堂 6代目 八木隆裕
https://asahiyaki.com/index_shop.php   https://www.kaikado.jp/
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15802/101/15802-101-31748a05f05367d07e94669d84b5db35-391x521.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
茶どころである京都・宇治の地で、400年以上お茶の器を作り続ける朝日焼の現当主
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15802/101/15802-101-a04a413f2a0184255a0fd6cc62141b04-424x565.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1875年(明治八年)に創業した手作り茶筒の老舗 開化堂の現当主

上出長右衛門窯 6代目 上出惠悟 金網つじ 2代目 辻徹
http://www.choemon.com/ https://kanaamitsuji.com/
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15802/101/15802-101-c76c3ba2e63e924797f9dae619e9660d-339x452.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1879年に石川県で創業した九谷焼の窯元の6代目。美術作家としても活躍中
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15802/101/15802-101-f5c8f887eb674a43d218cc6f51f0a375-351x468.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
平安時代から続く京金網を作り続ける金網つじの現当主

   中川木工芸 3代目中川周⼠
               https://nakagawa.works
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15802/101/15802-101-509f2bab2f9f62bf1dff04a832c8d796-469x625.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1961年創業、桶づくりなどの木工製品を手がける京都/滋賀拠点の工房の現当主


出展をしたのは、2代目から16代目まで、時間軸の違う家業を受け継ぐ5人の職人です。目で見て、耳で聞き、手から手に伝えられきた伝統が時代に合った形に編集されて今に至ります。
伝統を未来に伝えていく今回の展示では、各作家が来場者に自ら語りかけ、実演を交えたデモンストレーションも多く実施されました。道具に込められた哲学や、直接的な対話や香り、手触りを通して日本の伝統と技術が中東の方々に伝えられました。

【イベントレポート】
■なぜ、いま「手から手へ」なのか?
開化堂・八木隆裕氏は「父は何も言葉で教えてくれなかった。ただ“耳で聞け”と」と語ります。6代目として継ぐ彼にとって、工芸の継承とは、言葉で教えられる型を守ることではなく、感覚とともに時代に応じた形を手を動かしながら模索することなのです。だからこそ展示タイトルも『手から手へ』としました。
「生活道具としての工芸が、海外の国立博物館で展示されていることに震える」と語ったのは、上出長右衛門窯・上出惠悟氏。代々続く九谷焼の窯元として「芸術やデザインという既存の価値基準ではない、自らが持つ技術と品物の美しさ」を提示しました。
中川木工芸・中川周士氏は、桶職人として「250軒あった桶屋が、継ぐ頃には3軒になっていた」と言います。だからこそ彼は“円形”にこだわらず、新しい形をも創出し、未来に生きる木桶のあり方を模索し続けている。また、中川氏自ら鉋で削った木くずを来場者へ配り、その香りまでをも体験として届けました。
金網つじ・辻徹氏は、「この器、日本では天ぷらを盛るけれど、バーレーンではデーツや菓子でもいい」と語ります。世界共通の“器”を通じて、食文化を交差させ、異文化理解の架け橋とする姿勢に「これが世界平和につながると本気で信じている」という強いメッセージが込められています。
そして朝日焼・松林豊斎氏。「僕たちは大きな歴史に支えられながら手仕事に取り組んでいますが、バーレーンの工芸の歴史は今まさに始まろうとしている気がしますね」と語り、バーレーンの伝統文化との共鳴を見出しました。
また、バーレーン側のコーディネーターでもあるChawan tea houseのブドアさんが営む茶室にて開催されたお茶会。そこで亭主を務められた松林氏は、限られた空間の中で五感を開いて共に味わうお茶席の醍醐味や、「バーレーンには絨毯の上に座って食事をする習慣があるので、お茶席への移行も違和感がない」とも感じたそうです。

■工芸が異文化をつなぎ、未来を描く
展示では、各作家が来場者に自ら語りかけ、実演を交えたデモンストレーションも実施。道具に込められた哲学や、直接的な対話や香り、手触りを通して伝えられました。

さらにバーレーンのクラフトセンターやスーク(市場)を訪問し、現地職人との交流や、中東地域でのものづくりの文化とも向き合いました。「この仕事が大好きなんだ」と語ったスークで出会った職人のように、どの土地にも「手でつくる」という喜びがある。その気づきも、今回の展示の核心のひとつであります。
【ツナガル株式会社について】
ツナガル株式会社は、日本とGCC(湾岸協力会議)諸国との架け橋となるべく、2024年6月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに現地法人『AL TSUNAGARU L.L.C-FZ』を設立しました。
▶AL TSUNAGARU WEBサイト:https://me.altsunagaru.com/
GCC6か国では、日本文化や伝統工芸、訪日旅行に対する関心が急速に高まっています。経済成長著しいこれらの国は、購買力と投資意欲を持つ富裕層が多く集まる非常に魅力的な市場です。ツナガルはこれらの市場を舞台に、日本の地域が持つ独自の魅力を広め、訪日旅行や商品販売、現地企業と日本のローカルとの共創ビジネス等を展開しています。地域に外貨をもたらし、日本ブランドの国際的プレゼンスを一層高めることを目指し事業活動を行っています。

設立: 2010年5月
HP:https://www.tsunagaru.co.jp
問い合わせ先:info@tsunagaru.co.jp



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