おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

日立と三菱UFJ銀行、日立が推進する「再生材マーケットプレイス」

update:
株式会社 日立製作所
参画企業への金融機能提供に向けた検討開始に関する基本合意書を締結



 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:徳永 俊昭、以下「日立製作所」)と、株式会社日立ハイテク(取締役社長:高木 由充、以下「日立ハイテク」)(以下、日立製作所および日立ハイテクを総称して「日立」)、株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員:半沢 淳一、以下「三菱UFJ銀行」)は、このたび、日立が推進するリサイクルプラスチックをはじめとした再生材の活用促進を支援する「再生材マーケットプレイス」の事業化に向け、金融機能提供に関する検討を開始することを目的とした基本合意書を締結しました。

■背景
 気候変動、生物多様性の損失、廃棄物の増加、資源不足などにより、サーキュラーエコノミーが注目されている中、再生材の活用や製造工程で発生する廃材の再資源化に対するニーズが高まっています。しかし、廃材由来の再生材は、品質が安定せず、物量が変動しやすいため、取り扱いが容易ではなく、再生材の買い手と売り手である供給元(リサイクラー)とのマッチングが難しいという課題があります。
 また、今後再生材需要の増加が見込まれるため、再生材製造に関与する企業への資金面でのサポートの重要性が高まることが予想されます。
 そうした中、マテリアルズ・インフォマティクス(以下、MI)[1]やAIなど先進デジタル技術を有する日立製作所と、商事機能としてマテリアル・バリューチェーン全体における幅広い知見や再生材の買い手・売り手となるお客さまとのタッチポイントを有する日立ハイテクとのOne Hitachiでの連携により、リサイクルプラスチックをはじめとした再生材の活用促進を支援する再生材マーケットプレイスを開発しました。
 2024年6月には、プロトタイプ版の実証実験を完了し[2]、現在は本再生材マーケットプレイスを活用したサービスの提供に向けた準備を進めています。
 また、三菱UFJ銀行では、サーキュラーエコノミーの促進に向け、グリーンローンやサステナビリティ・リンク・ローン[3]などのさまざまなファイナンス手法を通じて、お客さまの取り組みを支援してきました。
 今回、こうした3社の専門性、知見、技術を掛け合わせることで、日本における再生材の利用促進に貢献できると考え、基本合意書の締結に至りました。

[1] 材料に関するデータとAIなどのデジタル技術により、効率的に材料開発を促進するための手法
[2] ニュースリリース(2024年6月5日):https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2024/06/0605.html
[3] グリーンローン、サステナビリティ・リンク・ローン:環境問題や社会的課題の解決に資する事業の促進を目的としたローン

■金融機能の概要と各社の役割
 まず初めに、三菱UFJ銀行が提供する、買い手の信用力に依拠したサプライチェーンファイナンスの活用を検討していきます。具体的には、本再生材マーケットプレイスを通じて再生材の売買が成立し、発生した売掛債権を無審査・ノンリコースで早期資金化することで、本再生材マーケットプレイス参加企業(リサイクラーなどの売り手)の資金調達に貢献します。また将来的には、ファイナンスのみならず、参加企業の業務効率化に資する周辺機能の提供も検討していく予定です。
 日立がOne Hitachiとして取り組んでいる再生材マーケットプレイスに、三菱UFJ銀行が有する金融機能を掛け合わせることで、再生材の利用促進に繋がるサービスの実現をめざしていきます。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67590/511/67590-511-9ae2b0474aab350203c77a1a05325c57-1314x616.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


各社の役割分担
[表: https://prtimes.jp/data/corp/67590/table/511_1_8687f496de329616b8f4fcf61074066d.jpg?v=202510081146 ]
■今後の展望
 今後は、本再生材マーケットプレイス参画企業への金融機能の提供に向け、3社で検討を進めていきます。
 具体的には、2026年度のサービスの提供に向けて、年内にファイナンスニーズ調査検証の開始を予定しています。また、売り手・買い手複数のお客さまに本再生材マーケットプレイスを実際にご利用いただき、MIや生成AIなどの先進デジタル技術の有用性などについて実証を進める予定です。日立の再生材の活用促進に関するドメインナレッジとAIを用いてデータを価値に変換し、お客さまや社会の課題解決に取り組むLumada 3.0への進化を通じて、さらなる価値創出を図ります。このように、金融機能含め、お客さまのニーズや業界特有の課題を踏まえた上で、必要なサービスを順次拡充し、よりお客さまに本再生材マーケットプレイスを活用いただけるよう、将来的には、さまざまな事業者とともに、オープンなエコシステムの形成をめざします。
 3社で連携して、これらの取り組みを行い、循環型社会の実現を支える新しい取引インフラを確立し、再生材市場における持続的な成長機会と長期的な価値創出に貢献していきます。

■お問い合わせ先
 株式会社日立製作所 金融システム営業統括本部 [担当:千葉、高島]
 〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6 番1号
 お問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/finance-inq/

 株式会社日立ハイテク 産業・社会インフラ事業統括本部
 インフォマティクス推進部 [担当: 荒井、杉谷]
 E-mail:environ-info.ml@hitachi-hightech.com

 株式会社三菱UFJ銀行
 営業本部 半導体・テクノロジー部 [担当:坂本]
 E-mail:kazuhiro_2_sakamoto@mufg.jp

以 上

最近の企業リリース

トピックス

  1. 実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    一歩足を踏み入れると、そこはまるで平成初期のゲームショップ。ショーケースにはファミコンソフトがずらり…
  2. ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    「はたらくくるま」が好きな人に刺さること間違いなしな「工事現場ケーキ」がXで話題です。説明がなければ…
  3. うまトマバジルチキン定食

    松屋がパスタ定食始めた!? 44店舗限定「うまトマバジルチキン」実食

    松屋は10月14日から、うまトマソースでパスタが楽しめる「うまトマバジルチキンプレート」を全国44店…

編集部おすすめ

  1. 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    株式会社Gakken(学研ホールディングスグループ)は、同作の映画公開40周年を記念して、劇中の「タイムサーキット」を再現した時計「バック・…
  2. 電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が10月21日朝、公式Xアカウントに声明を掲載。「京王線車内の本学の広告にQRコードは記載しておりません」と述べ、車内広告にQR…
  3. 特別災害対策本部車(国土交通省)

    消防車も自衛隊車もNERVも! 防災車両がずらり「ぼうさいモーターショー2025」10月26日開催

    東京臨海広域防災公園(東京都江東区有明)で、10月26日に「ぼうさいモーターショー2025」が開催されます。警察や消防、自衛隊をはじめ、通信…
  4. ウィキペディアのページビュー

    AI時代でウィキペディア苦境 人間の閲覧数8%減、財団が警鐘

    オンライン百科事典「ウィキペディア」を運営するウィキメディア財団は10月17日、近年の利用傾向に関する分析結果を公表しました。 発表によると…
  5. ChatGPTが“全年齢対応AI”を卒業? アルトマン氏が語った「成人向けエロティカ解禁」方針

    ChatGPTが“全年齢対応AI”を卒業? アルトマン氏が語った「成人向けエロティカ解禁」方針

    米OpenAIのCEO、サム・アルトマン(Sam Altman)氏が10月15日と16日に自身のX(旧Twitter)で投稿した内容が、世界…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト