おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

増え続ける“食のSOS” ー 給食のない冬休みに、全国で子どもたちの食を守る

update:
全国フードバンク推進協議会
全国4万5千世帯への食料支援を目指して



国内フードバンク団体の全国的なネットワーク組織である一般社団法人全国フードバンク推進協議会(注1)<所在地:東京都新宿区、代表理事:米山廣明>は加盟フードバンク団体と協力し、給食のない冬休み期間中を含む2025年12月から2026年1月にかけて、子どものいる困窮世帯に集中的な食料支援を行うため、「第10回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124816/41/124816-41-e3c9713c8542304386ebc82058177b1a-2330x1819.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※写真:第9回フードバンクこども応援全国プロジェクト(2025年7月~8月実施)報告書より

長引く物価高騰の影響により、フードバンクに対する社会的な支援ニーズの増加や社会的な孤独・孤立の問題が深刻化している中、本プロジェクトでは、目標支援世帯数を45,000世帯として、子どものいる困窮世帯への食料支援を全国規模で拡大します。
■「フードバンクこども応援全国プロジェクト」とは
「フードバンクこども応援全国プロジェクト」とは、全国フードバンク推進協議会と加盟フードバンク団体が協力して行うプロジェクトです。本プロジェクトは、これまで把握が難しかった子どものいる困窮世帯の早期発見と早期支援、そして食料支援活動の全国的な拡大を目的としており、各地域 のフードバンク団体が、行政や社会福祉協議会、小中学校等の教育機関などと連携して、給食のない夏休みや冬休み期間中に集中的な食料支援活動に取り組んでいます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124816/41/124816-41-36fcf2844b04f55fecc5aafbd5585ac4-3900x1950.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※フードバンクこども応援全国プロジェクト(一般社団法人全国フードバンク推進協議会)

■プロジェクトの背景
日本の子どもの貧困率は11.5%、実に9人に1人の子どもが貧困とされており、1日のうち十分な栄養が取れる食事が給食だけという子どもがたくさんいます。さらに、ひとり親家庭の貧困率は44.5%に上り、世帯の半数近くが経済的に困難な境遇に置かれています。このような状況の中、学校が夏休みや冬休みに入ると給食がなくなり、日々の食事の確保を主に学校給食に頼っている世帯では、食費の負担が一層重くなります。加えて、子どもが家にいる時間が増えることで光熱費も増加します。それにより、家計が圧迫され、子どものいる困窮世帯の状況はますます深刻化しています。
一方で、フードバンク団体による食料支援は、地域のすべてのニーズを十分にカバーできていないのが現状です。弊会の加盟フードバンク団体を対象に昨年実施したアンケート調査では、8割以上の団体で困窮世帯からの食料支援要請が増加している一方で、6割のフードバンク団体では食品の寄付が減少していることが明らかになりました(図1)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124816/41/124816-41-2a28330e95b60224467b6bee1ff78879-1050x496.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※図1:支援依頼件数と食品寄附量の変化

このように、物価高騰の影響によって社会的な支援ニーズが増加し続けている一方で、食品の寄付が減少しているという依然として厳しい状況があります。そのため、食の支援を必要とする子どもたちに集中的に食料支援をするために、全国フードバンク推進協議会では加盟フードバンク団体と共に「第10回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施します。
■プロジェクト概要
名称:第10回フードバンクこども応援全国プロジェクト
支援目標:全国で45,000世帯への食料支援
実施期間:2025年12月1日~2026年1月31日
活動内容:給食のない冬休み期間中に、子どものいる困窮世帯に対して集中的な食料支援を行う

<過去時実施した同プロジェクトの支援世帯数>
 第1回目:延べ14,011世帯   第2回目:延べ10,659世帯   第3回目:延べ17,675世帯
 第4回目:延べ28,565世帯   第5回目:延べ38,549世帯   第6回目:延べ38,317世帯
 第7回目:延べ41,433世帯   第8回目:延べ36,756世帯   第9回目:延べ43,407世帯
■公的支援によるフードバンク団体の基盤強化の必要性
弊会のアンケート調査から明らかになった通り、日本国内では物価高騰の影響で社会的な支援ニーズが増加し続けている一方、フードバンク団体に対する食品の寄付量は減少しています。
それに対し、アメリカのフードバンクの年間食品取扱量は739万トンにのぼり、これは国内の食品ロス発生量(464万トン)より多く、国内フードバンクの取扱量である1.6万トンの約460倍に相当します(図2)。このようにアメリカでは、膨大な量の食品ロス削減と、経済的な困難を抱える世帯への食料供給に、フードバンクが大きく貢献しています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124816/41/124816-41-0dbde169ca0cca721dcf6a42c256a0a3-1862x1311.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※図2:日米のフードバンクの食品取扱量の比較

他方、国内フードバンクは組織基盤(マンパワーを含む食品の保管・運搬・配布能力)が脆弱であるため取扱量が少なく、支援を必要とする世帯に十分な食品を提供することが難しい現状があります。
このような課題を根本的に解決するためには、海外のように公的支援による組織基盤の強化が必要不可欠であると、全国フードバンク推進協議会では考えています。
■ご支援のお願い
本プロジェクトの実施には、多くの企業・団体・個人の方からの食品の寄贈や活動資金の寄付などのご協力が必要です。子どものいる困窮世帯へ、より多くの支援が届くよう、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124816/41/124816-41-865bef06ed8cd7f2177398571f2f6350-866x486.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124816/41/124816-41-fa36594c24c3b823e55165d3d959bb2a-864x486.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


全国フードバンク推進協議会は、食の支援を通じて、生活に困難を抱える世帯を支えるフードバンク活動を日本全国に広げています。
ひとりでも多くの方に必要な食料を届けるため、私たちの活動を応援してください。
※注1<団体概要>
団体名称:一般社団法人全国フードバンク推進協議会
本社所在地:〒169-0074 東京都新宿区北新宿1丁目8-17 土方ビル 7F
事務所TEL:03-6912-9444
代表理事:米山廣明
設立:2015年11月13日
URL:https://www.fb-kyougikai.net/
活動内容:政策提言活動、広報活動、フードバンク団体へのノウハウ支援、食品寄贈の仲介
ミッション:明日の食事に困る人のいない社会をつくる
担当者:小林(03-6912-9444)

最近の企業リリース

トピックス

  1. 実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    一歩足を踏み入れると、そこはまるで平成初期のゲームショップ。ショーケースにはファミコンソフトがずらり…
  2. ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    「はたらくくるま」が好きな人に刺さること間違いなしな「工事現場ケーキ」がXで話題です。説明がなければ…
  3. うまトマバジルチキン定食

    松屋がパスタ定食始めた!? 44店舗限定「うまトマバジルチキン」実食

    松屋は10月14日から、うまトマソースでパスタが楽しめる「うまトマバジルチキンプレート」を全国44店…

編集部おすすめ

  1. 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    株式会社Gakken(学研ホールディングスグループ)は、同作の映画公開40周年を記念して、劇中の「タイムサーキット」を再現した時計「バック・…
  2. 電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が10月21日朝、公式Xアカウントに声明を掲載。「京王線車内の本学の広告にQRコードは記載しておりません」と述べ、車内広告にQR…
  3. 特別災害対策本部車(国土交通省)

    消防車も自衛隊車もNERVも! 防災車両がずらり「ぼうさいモーターショー2025」10月26日開催

    東京臨海広域防災公園(東京都江東区有明)で、10月26日に「ぼうさいモーターショー2025」が開催されます。警察や消防、自衛隊をはじめ、通信…
  4. ウィキペディアのページビュー

    AI時代でウィキペディア苦境 人間の閲覧数8%減、財団が警鐘

    オンライン百科事典「ウィキペディア」を運営するウィキメディア財団は10月17日、近年の利用傾向に関する分析結果を公表しました。 発表によると…
  5. ChatGPTが“全年齢対応AI”を卒業? アルトマン氏が語った「成人向けエロティカ解禁」方針

    ChatGPTが“全年齢対応AI”を卒業? アルトマン氏が語った「成人向けエロティカ解禁」方針

    米OpenAIのCEO、サム・アルトマン(Sam Altman)氏が10月15日と16日に自身のX(旧Twitter)で投稿した内容が、世界…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト