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京都大学とJVCケンウッドが「心と脳のリズムを科学し、安心と共感をつむぐ」をテーマに共同研究を開始

update:
株式会社JVCケンウッド
ヒューマン・コンピュータ・インタラクション領域で、人に寄り添う新しい体験価値の創出をめざす



国立大学法人京都大学
株式会社JVCケンウッド

国立大学法人京都大学(京都府京都市、総長 湊 長博、以下「京都大学」)と株式会社JVCケンウッド(神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員 最高経営責任者(CEO) 江口 祥一郎、以下「JVCケンウッド」)は、「心と脳のリズムを科学し、安心と共感をつむぐ」をテーマとするヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)※領域の共同研究(以下「本共同研究」)を開始しました。
※人とコンピュータの間で生まれる相互作用や、そのあり方を研究する学問領域。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45133/580/45133-580-5620df5c3afaee1f922e8621918550ee-1725x365.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


社会の効率化やデジタル化が進み、生活が便利になる一方で、これまで見えにくかった個人の心の不調やストレス、共感の希薄化への対応といった社会課題が顕在化しつつあります。また、人と人との関わり方や、心のあり方にも変化が生まれています。

本共同研究では、こうした社会課題に向き合い、「心と脳のリズムを科学し、安心と共感をつむぐ」をテーマに、人の心の動きや脳の状態を科学的な視点から解析・理解し、安心と共感を支える新しい体験価値の創出をめざします。研究にあたり、JVCケンウッドの映像・音響・センシング技術と、京都大学の生体センシング・心理学・認知科学の知見を融合。まずは、心の変化を理解・省察するReflective HCI(省察的ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)を構築し、さらに、人とコンピュータが相互に影響し合い共感的な体験を生み出すEmpathic HCI(共感的ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)への展開をはかります。

この取り組みによって、心の動きを“見える化”するだけではなく、人と技術の間で感情や心身のリズムを共有し、寄り添いながら映像や音響が応答・変化する体験を通じて、共感・回復を促す新しいインタラクション基盤の構築をめざします。

将来的には教育・医療・エンターテインメントなど幅広い分野で、人と人、そして人と技術がより自然に共感し、日々の心の豊かさを支える未来社会の創出を支援する取り組みへと展開していきます。


京都大学 人と社会の未来研究院 上田 祥行 准教授の研究
感情に関するこれまでの研究では、ある時点の心の状態を何らかのカテゴリーとして表現しようとしてきました。しかし、この試みは私たちの感情を過度に単純化していると考えられます。我々は、複数の感情が共起している状態が心の基本的な在り方であるというアイデアのもとで、人々が自他の繊細で複雑な心の状態をどのように認識しているのかを検討しています。
関連リンク:https://ifohs.kyoto-u.ac.jp/archives/member/yoshiyuki-ueda

京都大学 大学院情報学研究科 江口 佳那 講師の研究
日常環境下で人の状態を正確に把握するためのウェアラブルセンシングシステムの構築をめざし、ウェアラブルデバイスで計測したデータの品質を担保する前処理や、日常環境下で計測したデータへの適用を前提とした解析に関する研究を進めてきました。これまでの研究活動で得た知見を活かしつつ、感情推定という新たなテーマに取り組んでいきます。
関連リンク:https://www.k-eguchi.net/

JVCケンウッド 未来創造研究所長 神宮司 秀樹のコメント
本共同研究を通じて、人々の心に寄り添い、安心や感動を支える新たな技術の創出に挑戦できることを大変光栄に思います。映像・音響・センシング技術により、さまざまな商品を通じて体験を進化させてきた当社の強みに、京都大学の生体センシング・心理学・認知科学の知見を融合し、新たな未来のインターフェース研究に取り組み、さらにUI・UXを進化させ、幅広い分野で社会に貢献できる成果をめざします。

<京都大学成長戦略本部について>
京都大学成長戦略本部は、研究成果活用やファンドレイジング、知財・イノベーション戦略策定の機能を一元的に備えており、本共同研究のような産学共同プロジェクトの組成や当該プロジェクトのマネジメントに取り組んでいます。新たな社会課題を解決するためには、一つの部局だけでなく、複数部局が関わるプロジェクトを組成する必要がある場合が多くなってきており、部局間の調整なども柔軟に対応しています。
本共同研究では、大学院情報学研究科(生体センシング)と人と社会未来研究院(心理学・認知科学)の研究者が参画する、文理融合型のプロジェクトとなっています。
関連リンク:https://iac.kyoto-u.ac.jp/

<JVCケンウッドについて>
JVCケンウッドは、「通信」「映像」「音響」の3つの技術領域を強みとし、企業理念に掲げる「感動と安心を世界の人々へ」の実現に向けて企業価値の最大化をめざしています。未来を見据えた研究開発に取り組む未来創造研究所では、「人と時空をつないで未来を創造する」という技術開発の基本戦略のもと、人々の生活を豊かにする技術醸成と、要素技術の開発を推進しています。
本共同研究には同研究所が参画して、当社の新しい領域を開拓・創出していきます。
関連リンク:https://www.jvckenwood.com/jp/sustainability/economy/evolution/innovation/


※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。あらかじめご了承ください。

問い合わせ先:
・京都大学成長戦略本部 イノベーション領域
 TEL:075-753-7764
お問い合わせフォーム https://iac.kyoto-u.ac.jp/contact/

・株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報グループ
TEL:045-444-5310
Webからのお問い合わせはこちら

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