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テラデータ、エージェントAIの本番運用とビジネス価値創出を加速する新サービス「Teradata AI Services」を発表

update:
日本テラデータ
スプリント方式の柔軟なサービス提供とユースケース主導の方法論により、AIの成熟度にかかわらず、コンセプトから本格展開まで迅速に対応

[2025年10月28日にTeradata Corporationより発表されたプレスリリースの抄訳です]


サンディエゴ発|Teradata(NYSE: TDC)は本日、企業が直面する重要な課題、すなわちAIの実証実験(PoC)を真に価値を生み出す本番稼働対応型のエージェントAIソリューションへと転換することを支援する新サービス「Teradata AI Services」を発表します。本サービスは、専門コンサルタント、実証済みの方法論、そしてTeradataのベストインクラスのナレッジプラットフォーム「Teradata Vantage」を統合し、企業がビジネス全体にわたってAIエージェントを開発・拡張できるよう支援します。経験豊富なコンサルタントが、企業が現在保有するAIおよびデータへの投資価値を最大化しつつ、Teradataが最近リリースしたAIツール群を活用して、リアルタイムかつ状況を認識したエージェントの意思決定を可能にします。本サービスは業界を問わず、またAIの成熟度に関係なく適用可能で、柔軟なエンゲージメントモデルにより高性能なエージェント型AIユースケースを提供します。すべて、信頼できるデータ、セキュリティ、ガバナンスを提供するというTeradataの基本理念に支えられています。


企業のAI投資が直面する課題
数十億ドルの投資にもかかわらず、企業のAI実証実験の95%が失敗しています。その原因は技術的な限界ではなく、優先順位付け、ガバナンス、実行の不備にあります。多くの企業はデータの断片化と一貫性のないデータアクセスに苦しんでおり、96%の企業が信頼できるAIシステムに必要な一貫性のあるデータの維持に課題を抱えていると報告しています。さらに、投資の偏りがMITの研究者が「生成AI格差」と呼ぶ状況を生み出し、目に見えやすいユースケースにリソースが集中する一方、高いROIが期待できるバックオフィス業務への投資が不足しています。多くの企業は実証実験から本番運用への明確な道筋を持っていないのが現状です。


スプリント方式による段階的な価値実現
Teradata AI Servicesは、ユースケースの優先順位付けとガバナンスを導く専門家を配置することで、これらの課題に対応します。これにより、企業は低ROIの実証実験ではなく、高いインパクトをもたらす機会に焦点を当てることができます。
本サービスの特徴はスプリント方式の採用です。スプリント方式とは、通常1~4週間の短期間を「スプリント」と設定し、各期間内に具体的な成果物やマイルストーンを達成する段階的なアプローチです。複数のスプリントを反復することで、AIユースケースを段階的に本番環境へ展開しながら、各段階で成果を検証し、継続的に改善していきます。このスプリント方式の提供モデルは、専門家主導の方法論とTeradataのAIツール群を組み合わせ、特定のビジネスコンテキスト内で学習・適応するエージェント型システムを反復的に展開します。このアプローチにより、断片化されたデータを統一された知識プラットフォームに変換しつつ、オペレーション、財務、顧客体験全体にわたって持続的なパフォーマンス、拡張性、再利用性を提供します。


多様なユースケースへの対応
Teradata AI Servicesは、銀行業におけるマネーロンダリング対策や規制コンプライアンスから、ヘルスケアの画像処理、顧客のハイパーパーソナライゼーション、解約予測、異常検知、リアルタイムエンゲージメント最適化まで、業界を横断した多様なユースケースをサポートします。この幅広い対応を可能にするため、本サービスは「Teradata Customer Intelligence Framework」に基づいてAIを活性化し、数十年にわたる業界知的財産を再利用可能なデータ製品、AIモデル、信頼できるエージェントに変換することで、各組織の特定の業務ニーズに合わせたエンタープライズグレードのソリューションを提供します。既存の統合データへの投資を活用し、知識プラットフォームへと変革するため、モダナイゼーションはサービスの重要な要素となっています。


3つの統合レイヤーによるサービス構成
本サービスは、各顧客のAI成熟度レベルに適応する3つの統合レイヤーで構成されています。


AI Activation(AIの活性化)
接続された分析エコシステムを実現するための基礎的な活動を提供します。Teradata MCP Server、Enterprise Vector Store、AgentBuilderの展開に加え、再利用可能なデータ製品をサポートするためのデータパイプライン最適化やデータモデリングなどのモダナイゼーションサービスを含みます。


AI Value Realization(AIによる価値実現)
アジャイルなスプリント方式の展開を活用してAI成果を本番環境に導入し、Vantage Customer Experience(VCX)やCustomer Interaction Manager(CIM)などのアプリケーション製品を成果重視の実装を通じて活用します。業界特有の再利用可能なデータ製品を活用することで、測定可能なビジネス価値を反復的に実現し、継続的な改善を示します。

AI Sustainment(AIの持続運用)
モデル運用と継続的な管理を確保し、本番環境に展開されたAIユースケースが常に関連性を保ち、最新の技術進歩を継続的に活用できるようにします。


明確なKPIによる成果測定
Teradata AI Servicesは、ROI、自動化率、エラー削減、エージェントの信頼性といった明確なKPIを通じて成功を測定し、定量化可能なビジネスインパクトを確保します。本サービスは、顧客の予算とAI成熟度に応じた柔軟な段階的モデルを提供し、アジャイルスプリント方式で優先順位付けされたユースケースを展開します。リモートチームから、特定のデータアクセスや規制要件に対応する完全にローカライズされた実装まで、多様な選択肢を用意しています。再利用可能なデータ製品により、ユースケースや業界を横断した拡張が加速され、時間とともに価値が複利的に増大します。

Teradata最高執行責任者のMichael Hutchinsonは次のように述べています。「AI技術革新のペースは加速し、企業は本質的に四半期ごとに自らを再発明している状況です。企業に必要なのは、AIを単に取得するだけでなく、効果的に活用する方法に関する専門家のガイダンスです。Teradata AI Servicesは、高いインパクトを持つ活性化の優先順位付け、再利用可能なデータ製品による大規模展開、そして測定可能な成果によるAI投資の収益化を通じて、企業が価値を実現できるよう支援します」


提供状況
Teradata AI Servicesは現在、すべての地域で一般提供されています。
クラウド環境とオンプレミス環境の両方をサポートし、直ちにサービスの利用を開始できます。Teradataの既存のAIツール群に新機能が追加されるにつれて、サービスも継続的に進化します。Teradataの専門チームによって完全にバンドルされ展開される本サービスは、カスタマイズされたすぐに使用可能なソリューションを提供します。価格はお問い合わせください。


Teradataについて
Teradataは、より良い情報が人と企業を成長させると信じています。Teradataが提供する最も包括的なAI向けクラウドデータ分析基盤は、信頼できる統合されたデータと信頼できるAI/MLを提供し、確実な意思決定、迅速なイノベーション、価値あるビジネス成果を実現します。詳しくは、Teradata.jpをご覧ください。

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