熊本県のPRキャラクター『くまモン』が、昨年から実施していたダイエットに頓挫していることが分かった。
【関連:秋田『超神ネイガー』、スイカの収穫に向かう途中に田んぼで『くまモン』保護】
くまモンは昨年10月、熊本の蒲島郁夫県知事から「メタボ」が指摘されていた。
熊本県には、日本一の生産量を誇る『トマト』がある。トマトには強い抗酸化作用をもつリコピンが多くふくまれており、美容と健康には大変良いとされている。
ところが、テレビや雑誌などマスコミ露出が多く、しかも熊本県の顔として知られるくまモンの体型は、真逆を行く存在。
そのため、蒲島県知事は「くまモンをダイエットさせます」と宣言し、さらには健康に良いとされる熊本の赤い食材をPRする『赤い健(けん)!くまもと』プロジェクトを発表。
くまモンは昨年末から、ランニングに(時々)励んだり、タニタ食堂で(時々)食事をするなど、そこそこダイエットに取り組んできた。
しかし1月5日に行われた健康雑誌『Tarzan』の記者会見の場で、「正月のごちそうを食べ過ぎたモン」と激白し、正月太りまで明かしたという。さらに同日には、昨年制作が発表されていたエクササイズダンス動画『くまモン4Uメソッド』も公開された。
公開された『くまモン4Uメソッド』は、熊本県がくまモンダイエット作戦の一つとして熊本大学の都築教授監修のもと制作したもの。
エクササイズ用の歌には熊本弁が取り入れられ、熊本県の『赤い食材』が多数紹介されている。エクササイズ自体は、ちょっとしたスペースでできる簡単なものが取り入れられており、どんな多忙なくまモンでも少しの合間でできるようになっている。
くまモンは、このエクササイズを通じて「今年はやせるモン」と改めて決意表明している。