「え?どっちかが絵なの?」筆者は思わず自分の目を疑いました。ツイッターユーザーのYasさん(@0_skyblue)が投稿した2枚の目玉焼きの画像。どちらも本物かと思いきや、片方はYasさんが描いた絵なのだそう。

 あなたにはどちらが写真で、どちらが絵かわかりますか?

 正解は左が写真、右が絵でした。

 Yasさんは過去にも「撮った○○と描いた○○」というつぶやきと共に、本物と見間違ってしまうほど忠実に模写した絵をツイッターにて多数投稿しています。

 題材にするものはつやのある質感のものを選んでいるのだそう。たしかにこの目玉焼きも黄身と白身に反射する光が、本物感を際立てています。

こちらが写真の目玉焼き

こちらが絵の目玉焼き

 目玉焼きを題材に選んだ理由については、つやがあることはもちろんのこと、フライパンで焼かれた部分のパサパサ感を同時に描き分けられる題材だと思ったからとのこと。画像を拡大してもう一度よく見てみると、確かに少し焦げ目がついてパリッとしている部分のつやは黄身白身部分と異なり、細かい光が連続で描かれ、パリッとした質感が表現されています。

 実写のような絵を描く際に特に「ハイライトが浮かないように、本物のような物質に馴染む質感で描き込む」ことにこだわっているというYasさん。約3時間ほどの時間をかけ、丁寧に丁寧に描き込んでいる様子をメイキング動画としてツイートの返信欄にて公開。何もない白いキャンバスに本物のような目玉焼きが描かれていく様に思わず見入ってしまいます。

 返信欄には「えええ、どっちも本物にしか見えないです」「どっちか分からないレベルで写真にしか見えない」と作品を見た方からの驚きの声が続々。中には「お腹がすいてきました……」という声も。

 視覚だけでなく、食欲まで刺激してしまうほどのYasさんの作品。あまりの出来栄えに筆者も見るたびにゴクリと、のどを鳴らしていることに気付きました……。

<記事化協力>
Yasさん(@0_skyblue)

(山口弘剛)