ハウス食品が3年もの期間をかけて、カレーソースがチューブに入った「おえかきカレーペン」を開発。通販サイトLOHACOにて、オープン価格(参考小売価格税別198円)で9月1日より数量限定で発売となりました。

 「おえかきカレーペン」はマイルドな甘口のカレーソースが入ったチューブにペン先をセットして使う1回使い切りの商品。お皿やごはんに描いて楽しい、食べておいしい、新しいタイプのカレーです。

 ターゲットは3~7歳の子どもがいる家庭で、「いただきますまで待てるもん!」がキャッチコピーです。夕食の準備中に子どもが「お腹空いた」「かまってほしい」とぐずった時にこの商品を使えば、夕食までの待ち時間が楽しいお絵描きタイムに変身。

 ハウス食品は「『食事の前だからお菓子は本当はあげたくない』『テレビやスマホを見せているけど、できればあまり見せたくない』『本当はお手伝いさせてあげたいけど、そんな余裕がない』というモヤモヤを感じている親御さんにぜひ使っていただきたい」とコメントしています。

 ちなみに「子どもの食事前の過ごし方をデザインする」という新しい切り口の本商品を生み出したのは、ハウス食品の精鋭10名が参加した新製品開発プロジェクトチーム「ゼロイチ(ゼロからイチを生み出す!)」です。

 まず消費者への計16時間にも及ぶインタビューの中から、「夕食準備が上手く進まないと、食事や寝る時間が遅れて生活サイクルがくずれてしまう」という狭くて深いお困りごとを発掘。その悩みを解決するために、夕食前の時間を子どもと一緒に楽しく過ごせるカレーペンの開発がスタートしました。

 面白いアイデアとはいえ、商品化するまでには様々な苦労があったのだとか。試作品を作り、開発担当者の子どもに試してもらったところ、最初は固くて思うようにおえかきができずに両手で絞り出す結果に。次にソースのかたさを緩める調整をしたところ、絞り出しやすくはなったものの、描いたソースがゆるすぎて絵がくずれてしまったそう。

 さまざまな社員の家庭で色んな年齢の子どもに試してもらい、力の弱い子でも出しやすく(固すぎない)、描いた絵が崩れない(柔らかすぎない)カレーソースが完成しました。

 そうして試行錯誤した甲斐もあり、試し使いをした社員からは「(小学校高学年~中学生の)兄・姉が使ってみたそうだった」「親がやっても面白そう」という声もあがったのだとか。

 開発担当者の熱い思いから生まれた「おえかきカレーペン」は育児や家事に忙しいママさん&パパさんたちの救世主になるかもしれません。

情報提供:ハウス食品グループ本社株式会社