ここ数年で漫画や「オタク」は市民権をだいぶ得てきたと感じますが、まだまだ漫画やオタクをバッシングする人たちも一定数いらっしゃるようです。そんなバッシングしている人々にも、漫画を描いていて壁にぶち当たってしまったという人にも是非伝えたい言葉をツイッターで見つけました。
kazu丼さん(@kazu_k_yv)は、実は単行本を何冊も出版されているプロの人気漫画家さん。kazu丼さんの描く漫画には海外のファンも大勢いるようで、ある日のツイッターの投稿には
「以前およばれしたサンフランシスコのコミコンで読者の女の子についてきてたお父さんにがっしり握手され『君が漫画を描いてくれてるおかげで娘はクスリもやらず非行にも走らないヲタクになってくれた感謝している』と熱く語られたし、今描いてる漫画は誰かを救うかもしれないから、めげずに描こうな。」という内容が。
コミコンとは、アメリカ発のテクノロジーとポップ・カルチャーの大規模イベント。今や発祥地であるアメリカのサンディエゴから世界中にイベントの様子が発信され、東京を含む世界の各地でもコミコンの開催が拡がっています。
このイベントで感謝をしているお父さん、日本では「えッ?」って思うかもしれませんがアメリカの薬物汚染はかなり深刻で、 数百万のアメリカ人が第三者による介入では簡単には社会復帰できない薬物乱用者となっているそうです。特に10代後半から20代にかけての薬物汚染は社会的な大問題。このお父さんにとっても、大事なむすめが薬物による廃人になってしまう懸念があった事でしょう。ですが、薬物にはまらず趣味にはまる事で健全な生活を送ることが出来ていると考えると、まさに「漫画はティーンを救う」と言えると思います。
趣味の為に頑張って働き、趣味にお金を使いたいから薬物に手を出す事もしなくて済む。オタクばんざい!!
実は筆者がいるこのおたくまのライター陣、おたくまだけにオタクだらけです。かくいう私もアニメではない方面でオタクみたいなもんですが。そのライターの一人からこんな言葉が。
「子どもが成長して感じるのは、創作される方の熱意があるから子どもも素直に育ったと思うし、サブカルのおかげで交友関係も結べていま過ごしてるので、本当に創作される方を尊敬します。」
筆者の二人の娘たちもボカロオタやゲーマーとして成長中ですが、非行に走ったりする雰囲気はなく、独特ながらも自分の世界を持っているような感じなのでこのまま見守って行こうというところです。
漫画やアニメに限らず、カミングアウトできる趣味を持つ事ができるというのは健全な精神であるといえると思います。
逆に趣味に興味を持てなくなってしまった時は精神状態に赤信号が灯っているとも言える、うつの兆候でもあったりするので趣味は大事です。
今を楽しく健全に生きるためにも、趣味は大事というお話でした。オタクにアンチな人、オタクの殆どが趣味で人生救われているって言う事を知ってください。
以前およばれしたサンフランシスコのコミコンで読者の女の子についてきてたお父さんにがっしり握手され「君が漫画を描いてくれてるおかげで娘はクスリもやらず非行にも走らないヲタクになってくれた感謝している」と熱く語られたし、今描いてる漫画は誰かを救うかもしれないから、めげずに描こうな。
— kazu丼@氷奏メ38ab (@kazu_k_yv) 2017年9月1日
<記事化協力>
kazu丼さん(@kazu_k_yv)
<参考文献>
アメリカの薬物乱用対策
(梓川みいな)