株式会社ビデオリサーチは、満3歳から満12歳の子供を対象に年2回(6月/12月)行なっている『キャラクターと子供マーケット調査』の2012年12月度の結果を発表した。
【関連:<調査>家庭用ゲーム機よりスマートフォンゲームでよく遊ぶ約6割、新しいソーシャルゲームを始めるきっかけは「ゲーム内広告」】
――キャラクター人気調査
今回調査した125のキャラクターのうち、子供が選ぶ人気キャラクター1位は「ドラえもん」。
2009年6月から8回連続して同じキャラクターという結果になった。
また、満3歳から満12歳の子供を持つ母親に人気なのは1位「となりのトトロ」で、こちらは7回連続。
人気度上位キャラクターはどちらのターゲットでも大きな変動が見られなかった。
■子供に支持される人気キャラクター1位(男女総合)
1位:ドラえもん、2位:となりのトトロ/ミッキーマウス
■母親に支持される人気キャラクター
1位:となりのトトロ、2位:ミッキーマウス、3位:ミッフィー
■男児
1位:ドラえもん、2位:スーパーマリオ、3位:ポケットモンスター ベストウイッシュ
■女児
1位:リラックマ、2位:ミッキーマウス、3位:ミニーマウス
――子供のPC・インターネット利用調査
■全体では4割強、10-12歳の7割近くがパソコンを使用している
今や家電感覚になりつつあるパソコンは子供にとっても身近なものになったようだ。調査対象世帯のPC所有状況は94.2%。子供本人もパソコンを使っている率は半数近くに及び、10-12歳では7割に迫る。子供だけでの利用も全体では4人に1人だが、10-12歳になると4割を超えている。
■利用者の8割以上がインターネットに接触。YouTubeやYahooキッズをよく見ている。
PC利用者の8割以上がインターネットを閲覧していると回答しており、教育ソフトやゲームソフトでの利用を大幅に上回っている。さらにインターネット利用者を母数にした利用目的では「Webサイトの閲覧・検索」が79.7%で最も高く、「動画のダウンロード」30.5%、「オンラインゲームで遊ぶ」27.5%と続いている。よく見るサイトはYouTubeがトップで43.6%であった。
■親の本音:子供にインターネットを見せることの是非と対策
グラフ3はパソコンでインターネットにアクセスしている子供を持つ母親の意識を表わすもの(n=236)。
インターネットに早くから触れさせることについては全面的に賛成はできないし、チェックもしたいものの、実際には一緒にパソコンに向かうのは多くとも6割程度、有害サイト対策を行なっているのは5割強に留まっており、意識と行動にやや開きがある結果となった。
●調査概要
・調査方法:郵送調査
・調査地域:東京駅を中心とした半径30km圏
・調査対象者:調査時に満3歳~満12歳の男女個人(中学生は除く)。記入者は、全ての対象者の母親または母親代行者とする
・有効標本数:617人
・標本抽出法:ビデオリサーチモニター名簿より満3歳~満12歳の男女を住民基本台帳の性・年齢構成比を基に抽出
・調査期間:2012年12月 3日(月)~12月9日(日)