「ななめ上」の発想をコンセプトに、ユニークな作品を多数生み出してきた「企画デザイン2時」さんが、またまた面白い作品をツイッターで発表しました。

 動画を見ると、そこにはバスケットに入ったおいしそうなパンが並んでいますが……と、次の瞬間、なんとトンビの絵が描かれたトングがパンを攫っていってしまいました。素早くつかんで一瞬で画面外に消えていくこの光景……見たことある!

 「トンビに油揚げをさらわれる」という言葉もあるように、海岸付近などで食べ物を手に持っていたところ、突然飛んできたトンビに獲られてしまったというケースは後を絶ちません。

 今作を手がけた企画デザイン2時の田中さんに話を伺うと、なんと田中さん自身もパンを獲られた経験があるのだとか。それを作品にしてしまおうという発想力……ぜひ見習いたいところです。

パンをつかんで……

サッと飛んでいく

 羽を広げ、足を前方に出すトンビのイラストは、まさに食べ物を狙う瞬間の姿そのもの。パンをつかんだ際、ちょうどトンビの前足部分でつかんでいるように見せるため、その形状には特にこだわったのだそう。

 つまみ部分の片方のパーツを、トンビ型のものに交換した形になりますが、つかむ面積が広くなっているので使い勝手も良さそうです。まさに見て良し、使って良しの二度楽しめる作品と言えるでしょう。

特にこだわったのはトンビの足

 投稿の返信欄には、「天才の発想」「めちゃめちゃかわいい!欲しい!」といった絶賛の声や、過去にトンビに食べ物を獲られた経験のある方からのコメントも多数。実際に獲られるのは困りものですが、トンビになりきって颯爽と食べ物をつかむ爽快感は、ぜひ味わってみたいものです。

<記事化協力>
企画デザイン2時さん(@niji_2oclock

(山口弘剛)