毛糸で編んだガンダムのニット帽や、ジオン公国軍のエンブレムが描かれたチョコレートケーキなど、ガンダム関連の様々なファンアートをSNSに投稿している「なみお」さん。

 今回、投稿したのは「ゾック」のプラモデルの足をハンコにした作品。足を紙に押し付けるたびに「ゾック、ゾック、ゾック……」とスタンプされていく光景はなかなかシュール。

 ゾック自体はもともと、旧キットのガンプラの「ゾック」に大理石塗装を施した作品。2022年3月に製作され、作品名は「ゾック大理石塗装」です。

「ゾック大理石塗装」

 作業を進めていく中で足の部分を完成させた時に、形が印鑑に似ていたので「押印できるようにしよう!」とひらめいたといいます。

形が印鑑に似ていたので「押印できるようにしよう!」とひらめいた

 投稿された動画では、まるで「ゾック」の足跡のように文字がスタンプされていくようすが紹介されています。もしも、本当に「ゾック」の足跡がこんな感じだったら地球連邦軍にすぐバレてしまう……。

まるで「ゾック」の足跡のように文字がスタンプされていきます

 ハンコの部分を作る際は、まず消しゴムハンコ用の素材をゾックの足の裏の形に切り抜き、カッターや彫刻刀で慎重に彫っていったそうです。

 そして「ゾック」の文字は、プラモデルの箱に書かれている書体を参考に作成。スタンプした時、左右どちらからでも読めるように左右対称にしてあるのもこだわったポイントの1つだとか。

画像提供:なみおさん(@wavemomchan)

 消しゴムでハンコを作ることに慣れていなかったので、小さな濁点を彫る時などは「誤って切り落としてしまわないか」とドキドキ……。それでも素材が柔らかくて彫りやすかったこともあり、ハンコの部分自体は30分ほどで完成したそうです。

 完成した瞬間の感想をうかがうと「これは良いものだ」だったと語る、なみおさん。ジオン公国軍の大佐で美術品を愛するマ・クベのセリフを引用して回答したところから、満足しているようすが伝わってきます。

 作品を見た人たちからも「文具店から発売してほしい」「歩く音がゾックゾックとしか聞こえなくなった」など、称賛するコメントが多数よせられています。

<記事化協力>
なみおさん(@wavemomchan

(佐藤圭亮)