大分県日田市にある昭和学園高等学校の吹奏楽部が、マーチングステージ全国大会への遠征費用の支援をつのるクラウドファンディングプロジェクトを実施している。

 大会は2025年2月15日に神奈川県民ホールで開催され、同校は2年連続で九州予選を突破して全国大会出場の切符を手にした。

 全国大会への遠征費用は280万円を超え、生徒たちの個人負担が大きな課題となっている。そこで、負担軽減を目的にクラウドファンディングを開始。目標金額の50万円はすでに達成し、現在は次なる目標である100万円を目指して支援を募っている。本稿執筆時点(2月9日14時)の支援総額は80万8810円。

 同校吹奏楽部は昨年5月、Instagramに投稿したユニークな動画で注目を集めた。練習に夢中でなかなか帰らない生徒たちに帰宅を促すため、顧問がリコーダーで「蛍の光」を演奏する様子を収めた動画は900万回を超える再生回数を記録。その後、顧問がアレンジした「蛍の光」も再生回数が1250万回を突破し、一躍注目を集めた。

 なお、顧問が生徒に贈る「蛍の光」シリーズは、顧問歌唱による「しっとりバラード編」や「アカペラ編」などがあり、他にも「きよしのズンドコ節」を帰ろうバージョンに替え歌した「コモンの歌謡祭編」などもある。

 今回の支援者には、ユニークな返礼品が用意されている。吹奏楽部員による直筆のお礼状やお礼動画、オリジナル缶バッジをはじめ、「蛍の光」アレンジのシングルCD、第32回定期演奏会の限定公開動画、さらには「蛍の光」アレンジのアルバムCDなど多彩な特典が揃う。また、YouTubeで人気の「追い出し蛍」のリクエストに応えるプランも用意されている。

 昭和学園高等学校吹奏楽部のクラウドファンディングプロジェクトは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて実施中。詳細はプロジェクトページ「第23回マーチングステージ全国大会2025出場決定!!でも遠征費用が‥‥」で公開されている。

情報提供:昭和学園高等学校吹奏楽部