9月12日22時から配信された「ニンテンドーダイレクト」にて、「Nintendo Switch Online + 追加パック」に新たなラインナップとして「バーチャルボーイ」が追加されることが発表されました。
配信開始は2026年2月17日。当時のデザインを再現した専用ハードも発売されます。
■ 「早すぎた名機」バーチャルボーイがまさかの復刻
バーチャルボーイは、1995年7月21日に任天堂から発売されたゲーム機。ゴーグル型ディスプレイを覗き込むことで、左右の目に異なる映像を表示し立体感を演出するという、当時としては斬新な“バーチャル・リアリティ”体験を売りにしていました。
その外観から「赤い眼鏡」とも呼ばれ、当時の希望小売価格は1万5000円。デスクトップに据え置いて遊ぶ仕様はユニークでしたが、発売されたタイトルはわずか19本。商業的には短命に終わり、「早すぎた名機」として語り継がれてきました。
そんなバーチャルボーイが令和にまさかの復活。今回発表された「バーチャルボーイ Nintendo Classics」では、当時のデザインを忠実に再現した専用ハードにNintendo Switch、あるいはNintendo Switch 2本体を差し込むことでプレイ可能に。
この専用ハードはマイニンテンドーストアにて、Nintendo Switch Online加入者限定で購入可能で、すでに予約受付を開始。価格は9980円(税込)で、紙製の簡易モデル「ペーパーモデル」(2980円・税込)も登場しています。
■ 配信タイトルは15タイトル
配信されるタイトルはローンチタイトルでもあった「マリオズテニス」をはじめ、「ワリオランド」「バーチャルボーイゴルフ」「マリオクラッシュ」「ジャック・ブラザーズの迷路でヒーホー!」など、15タイトルを予定。
「スペースインベーダー」「Vテトリス」「ギャラクティックピンボール」など、アーケード色の強い作品もラインナップされています。本体の特色上、他機種に移植されていないタイトルばかりなので、未プレイのファンにとってはまさしく朗報と言えるでしょう。
発売から30年を経ての復活に、SNS上では「任天堂がさらに好きになった」「ついに時代が追いついた」といった期待の声が続出。
独特な立体視ゲームがNintendo Switchでどのように再現されるのか、そして“早すぎた名機”が現代のユーザーにどう受け止められるのか、注目が集まります。
「Nintendo Switch Online + 追加パック」に「バーチャルボーイ」が登場。
『バーチャルボーイ Nintendo Classics』は、2026年2月17日(火)配信。
「バーチャルボーイ」を遊ぶために必要な専用ハードも発売。#NintendoDirectJP— 任天堂株式会社 (@Nintendo) September 12, 2025
<参考・引用>
任天堂株式会社(@Nintendo)
(山口弘剛)