バーガーキングは9月26日から10月9日までの2週間限定で、ビーフパティをシンプルに味わう「オン ザ ビーフ」を3種販売します。
バンズなし、野菜なし!純粋にパティだけを提供するという理解の追いつかない新メニューの正体、さっそく確かめてきました。
■ ビーフパティの旨さをそのまま味わえる「オン ザ ビーフ」シリーズが発売
バーガーキングによると、今回販売開始となった「オン ザ ビーフ」は、「直火焼きの100%ビーフパティの旨さをそのまま味わえる」商品とのこと。
最寄りの店舗に足を運ぶと、レジ横に「オン ザ ビーフ」の掲示がありました。
イメージ写真は触れ込みの通り、ビーフパティがそのまま載っています。
何の飾りもない肉剥き出しの「オン ザ ビーフ」(税込350円)のほか、特製ソースがかかった「ソース オン ザ ビーフ」(税込450円)、ライスパティと一緒に食べる「ライス オン ザ ビーフ」(税込450円)の2種類があるものの、いずれもバンズや野菜はなし。本当に文字通り「そのまま」での提供です。
追加のトッピングか具材かと思うような見た目ですが、決してそんなことはなく、あくまでこれ1つで完結している商品。
何を言っているかわかりますか?筆者は分かりませんでした。百聞は一見にしかずと言いますから、実際に注文してみることに。
イメージ写真ではバーガーラップが何かの上に置かれていましたが、実際の提供時はプラスチックの容器に入っていました。
トレイの形状も牛丼屋などでセパレート式を選んだ際に出てくるタイプ。ハンバーガー屋ではまず見ないアイテムです。
今回は「ライス オン ザ ビーフ」を注文したので、容器の中にはパティの上に特製ライスパティが重なる形で入っています。
蓋を開けると炭火焼されたビーフパティの香ばしさがふんわり膨らみ、食欲をそそります。
商品にはプラスチックのフォークがついてきたので、そちらを使って食べていきます。
■ ビーフパティもライスパティもシンプルに美味しい……でも、なんだこれ……?
パティの味は本当にシンプルで、肉の旨味と塩コショウのみ。バーガーキングでいつも口にするビーフパティをダイレクトに感じることができます。言わずもがなの美味しさです。
もう1つの主役であるライスは、京都の米老舗・八代目儀兵衛と共同開発した「特製ライスパティ」を使用。白米と玄米がブレンドされたパティは、甘みが強くて肉に合います。
ビーフパティもライスパティも安定のバーガーキングクオリティで、純粋にこれらを楽しみたいという人にはうってつけのメニューかも知れません。
量的にはそこまで多くもないので、一品しっかり食べた後で「なにか物足りないなあ」というときにも最適な気がします。米と肉なので、フライ系を注文するより罪悪感も薄めです。
ただその一方で、本当にいつものビーフパティとライスパティを、いつもとは違う食べ方で食べているという状況に「自分は今、何をしているんだ?」という困惑もありました。
なにせ食べ心地はバーガーではなくハンバーグ定食です。バーガーキングでハンバーグ定食を食べているのですから、ふと冷静になって自分を客観視したときに「??」と疑問符が浮かぶのは避けられないとは思いませんか?
美味しいのは美味しいのですが、そもそもそういう次元では語ることのできない気がします。これまで生きてきた中でもトップクラスに不思議な、食事体験をした気がします。
「バーガーキングのビーフパティが大好き」「ビーフパティだけ食べたい」という方は、ぜひ試してみては。
(ヨシクラミク)