NHKは10月1日、新たに始まったインターネットサービス「NHK ONE」のアカウント登録手続きで不具合が発生しているとして謝罪しました。
Gmailなど一部のメールに認証コードが届かない、入力してもエラーになるといった問題が確認されており、「原因は調査中」としています。
■ NHKの説明と謝罪内容
NHKは発表の中で「ご不便をおかけし申し訳ございません」と謝罪。
不具合は現在調査中としたうえで、「番組の同時配信や見逃し配信といった基本的なサービスは、アカウント登録をしなくても利用できる」と説明しました。登録が必要な機能は後日改めて手続きを依頼するとしています。
■ 移行当日に登録できない事態に
今回の不具合は、前身サービスである「NHKプラス」が10月1日午前0時で利用できなくなった直後に発生。
特に、事前登録が認められていなかったことや移行期間が設けられなかったことを疑問視する意見が目立ち、「大々的に告知していたのにあまりに準備不足ではないか」といった批判が上がっています。
また、今回の謝罪にて「基本的なサービスは、アカウント登録不要」という案内を行ったことについても「受信料を払っている人に対してちょっと扱いが雑」「登録してからアプリを入れるように案内しておいておかしくないですか?」といった不満の声が相次いで寄せられています。
「NHK ONE」は、これまでの「NHKプラス」や「NHK NEWS WEB」などを統合した新しいサービス。放送法の改正により、インターネット配信がNHKの必須業務に位置づけられたことを受け、10月1日から正式にスタートしました。NHKは「テレビ・ラジオに加えてインターネットでも確かな情報を提供する」としていましたが、初日から登録トラブルが発生する形に。
NHKの新しい顔として期待される「NHK ONE」が、今後どう信頼を取り戻していくかが問われることとなりそうです。
NHK ONEのアカウント登録手続きで、Gmailなどをご利用の方に認証コードが届かない、コードを入れてもエラーが出るなどの不具合が発生しています。
原因は調査中です。
ご不便をおかけし申し訳ございません。なお基本的なサービスは登録がなくてもご利用頂けます。https://t.co/liB61EYGGh pic.twitter.com/MgiJsSN5ac
— どーも、NHK (@nhk_domo_nhk) October 1, 2025
<参考・引用>
どーも、NHK(@nhk_domo_nhk)
(山口弘剛)