~SRE導入と監視機能の強化により、アプリケーション品質向上と運用負荷の軽減を実現~
AI駆動のオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するDynatrace(NYSE: DT、日本支社:東京都千代田区、日本支社代表執行役社長:徳永 信二)は、株式会社DNP情報システム(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:宮本 和幸)が、大日本印刷(以下、「DNP」)グループにおけるアプリケーションのモダナイゼーションを支援するため、「Dynatrace」を導入したことを発表しました。
導入の経緯
DNPグループのIT機能分担会社であるDNP情報システムは、現在、20年以上前に標準化されたレガシーアーキテクチャに基づいたアプリケーションを段階的に刷新し、マイクロサービスやクラウドネイティブへの移行を推進しています。この取り組みはDNPグループの今後のビジネス展開に欠かせないものですが、アプリケーションやインフラが高度に分散化し各システムが複雑かつ密接に連携する状況となり、迅速な障害対応やパフォーマンス改善が難しいという課題がありました。また、従来の運用体制は、インフラストラクチャチームとアプリケーションチームが情報管理を別々に行う、サイロ化した環境が生まれていました。アプリケーションチーム内でも担当アプリケーションごとの状況共有が限定的で、大幅な効率化の余地が残されていました。
このような課題に対しDNP情報システムは、オープンソースの監視ソフトによる集中監視を試みましたが、取得するメトリクスの事前設定が必要なため、障害予兆や未知の問題の検知は難しい状態でした。その結果、障害発生時の原因特定に時間を要し、インフラストラクチャチームとアプリケーションチームの間で迅速な情報共有が今後の大きな課題となっていました。
導入の決め手と効果
DNP情報システムは、マイクロサービス環境で監視対象が増加し設定や運用の負荷が高まるなか、常にシステムの健全性を自動的に把握し、運用負荷を軽減できるソリューションを求めていました。Dynatraceは、OneAgentによるシンプルかつ迅速な導入を実現し、アプリケーションスタックのあらゆる層からメトリクスを自動的に収集できる、市場で唯一のエージェントである点が評価されました。また、AIを活用したDynatraceのプラットフォームは、複雑な設定や手作業を不要にし、DNP情報システムが推進するSRE(Site Reliability Engineering)に対応したクラウドネイティブ機能を備えていることも、導入の決め手となりました。
Dynatrace導入後は、個別に導入していたログ管理を統合し障害の根本原因を効率的かつ自律的に分析することで、アプリケーションを改善できるようになりました。また、平均リクエスト数や応答時間、障害頻度などの指標を定量的に把握できるようになり、担当者個人の感覚ではなく、データに基づいたインサイトから改善策を講じることができるようになりました。これにより、アプリケーション品質の向上と運用負荷の軽減が見込まれ、DNP情報システムは迅速かつ大規模なイノベーションを推進できるようになります。
株式会社DNP情報システム デジタルイノベーション推進センター センター長 河野 智晃氏は、次のように述べています。
「私たちは、アプリケーションのモダナイズや生成AI活用促進などを通じ、DNPグループ全体のDXを支えています。Dynatraceの導入によりチームは、システム全体の可視化に加え、複数のアプリケーション間の相関分析や傾向把握が可能となり、障害の根本原因特定と改善を自律的に実現できるようになりました。今後は、こうした改善効果を定量化し組織全体に示すことで、付加価値向上と新たな価値創出を加速させます。Dynatraceは、チームのモチベーションを高め、日々の業務に前向きなエネルギーをもたらしてくれると確信しています」
Dynatrace合同会社 代表執行役社長 徳永 信二は、次のように述べています。
「DNPグループ様が推進されているアプリケーションのモダナイズとSREの取り組みは、まさに守りのITから攻めのITへの転換を象徴しています。印刷事業にとどまらず幅広い分野で社会インフラを支えるDNPグループ様にとって、アプリケーションの安定性と継続的な改善はお客様への価値提供の根幹です。Dynatraceは、高度な分析・自動化により現場を監視業務から解放するだけでなく、新たな価値創出に注力できる環境を提供します。『未来のあたりまえをつくる。』というDNPグループ様の挑戦を、今後も支えてまいります」
DynatraceおよびDynatraceロゴは、Dynatrace, Inc.グループ会社の商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
(C) 2025 Dynatrace LLC
Dynatraceについて
Dynatrace (NYSE:DT)は、現代のデジタルビジネスのためのオブザーバビリティ(可観測性)を進化させ、複雑化する現代のデジタルエコシステムを強力なビジネス資産へと変革することを支援しています。AIによって強化されたインサイトを活用することで、Dynatraceは組織がより迅速に分析・自動化・イノベーションを実現し、ビジネスを推進できるようにします。Dynatraceがどのように組織のビジネスを支援できるか、詳細はこちら(https://www.dynatrace.com/ja/)をご覧ください。
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大日本印刷グループ、アプリケーションのモダナイズを支える、AI駆動のオブザーバビリティ基盤としてDynatraceを採用
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Dynatrace合同会社
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