いつ頃からか流行りだしたモリモリ盛られた「盛り写真」。盛り方は様々で、宇宙人並にデカ目にしたものから、肌を美肌にしたもの、ほおに赤色をさした化粧風に、豚やウサギのパーツを乗せて盛る場合も。

 ネット投稿前提のものは、顔を隠すという意味ではたしかに便利です。しかし友人知人、家族や恋人など他人に撮られた写真が勝手に盛られるのは、実は嫌だと感じる人は特に男性には多いようです。

 男性向けコスメブランド「ギャツビー」を展開する株式会社マンダムは、そんな男性たちの心の叫びに着目。盛り写真について調査したところ、実に74%もの男性が他人(男女問わず)に盛られた経験があり、そうした写真を「嬉しい」と感じたのはわずか26.5%。残りは「恥ずかしい」51.8%、「悲しい」26.5%、「腹立たしい」21.7%と実はかなり嫌がっていることがわかりました。

 ちなみに被害状況について複数回答可で質問したところ。次のような結果に。

・目を大きく(デカ目)させられた:61.4%
・動物やキャラクターに変身させられた:61.4%
・顔に化粧をさせられた:42.2%
・顔をスタンプで隠された:32.5%
・口から虹を吐かされた:31.3%
・人やキャラクターと顔を交換させられた:21.7%
(n=83、複数回答可)

 これら結果をうけ、マンダムでは素顔写真を勝手に加工される現象を「盛られハザード」と命名。45歳差の年下妻から普段盛りに盛られている「盛られ被害者」の代表格である、タレントの加藤茶さんを「会長」に招き、「盛られハザード被害者の会」を結成しました。

 さらに「盛られハザード」啓発する取り組みとして、被害者の声を代弁した公式ソング「盛られハザードの唄」も制作。WEBムービーも10月31日午前11時より、ギャツビー特設サイトおよびギャツビーYouTube 公式アカウントにて公開しています。

 公式ソングの舞台は、「盛られハザード被害者の会」のメンバーが一堂に会した、とある地下施設。ステージに上がった男性たちが、自らの“盛られ”体験を綴った歌を熱唱していきます。



 彼女との自撮り写真でかわいい子犬に盛られた……、妻と子供と一緒に撮ったプリクラで目玉を大きくされた……、顔交換機能で豚や銅像にされた……などなど、様々な「盛られエピソード」を告白していく被害者たち。みんな好き勝手やられています。そして、最後は「本当の顔を見てくれ」と切実にアピール。最後は全員素顔の自分に戻り、ありのままの姿で記念写真に収まるシーンまでがえがかれています。


 この啓発活動では、「盛られハザード」防止ポーズというものも紹介しています。写真に撮られるとき次の手順をふめば、盛り系アプリのエフェクトを解除できるのだそう。

【防止ポーズ】
STEP1:(アプリ等の自動機能で)盛られたら速やかに加トちゃんぺ。
STEP2:指を鼻の上にズラします。
STEP3:カメラが顔を認識できなくなり、エフェクトが外れます。

 全てのアプリやプリント機械か反応するかはわかりませんが、盛られそう!と危険を感じたときにはとりあえず「加トちゃんペ」。危険を感じたら一応試してみるといいかもしれません。

情報提供:株式会社マンダム